ドクタースースの絵本は、英語に慣れ始めた子どもにおすすめです。
短い英語・くり返し・リズムのよさがそろっていて、英語を「勉強」ではなく「音遊び」として楽しみやすいからです。
特におすすめなのは、以下のような人です。
・英語絵本を始めたい
・親の英語力にあまり自信がない
・子どもに英語の音を楽しませたい
・多読の最初の1冊を探している
・有名な英語絵本から試したい
ただし、ドクタースースは少しクセのある絵本です。
独特な絵、リズム、ナンセンスな言葉が多いため、合う子と合わない子がいます。
この記事では、ドクタースース絵本の特徴、おすすめ作品、失敗しにくい選び方を初心者向けにわかりやすく解説します。
ドクタースース絵本とは?
ドクタースース絵本とは、アメリカの作家Theodor Seuss Geiselによる英語の子ども向け絵本です。
結論から言うと、「英語の音に親しむための絵本」として非常に使いやすいシリーズです。
ドクタースースの絵本は、ストーリーを読むだけでなく、英語のリズムや韻を楽しめる作りになっているからです。
たとえば、代表作には以下のような作品があります。
・The Cat in the Hat
・Green Eggs and Ham
・One Fish Two Fish Red Fish Blue Fish
・Hop on Pop
・Fox in Socks
公式ショップでも、これら5冊を含むBeginner Book Boxed Setが販売されています。
つまり、ドクタースースは「英語圏の子どもが読む定番絵本」のひとつです。
日本でいうと、音の響きが楽しい昔話や言葉遊び絵本に近い存在だと考えるとわかりやすいです。
ドクタースース絵本が英語学習に向いている理由
ドクタースース絵本は、英語学習の入り口に向いています。
英語を意味だけでなく「音」として覚えやすいのです。
英語初心者の子どもにとって、最初から長い文章を理解するのは大変です。
しかし、ドクタースースの絵本には、次のような特徴があります。
・同じ言葉が何度も出てくる
・文が短い
・リズムがよい
・韻を踏んでいる
・絵が強く印象に残る
たとえば、「Green Eggs and Ham」は、しつこいくらい同じような表現がくり返されます。
大人から見ると単純に見えますが、子どもにはこのくり返しが効果的です。

何度も聞くうちに、英語の文の形や音が自然に残りやすくなります。
つまり、ドクタースースは「英語を理解させる絵本」というより、「英語の音に慣れさせる絵本」として使うのがおすすめです。
最初に選ぶならこの3冊がおすすめ
最初に選ぶなら、難しすぎない作品から始めるのがおすすめです。
最初の1冊で難しいものを選ぶと、親も子どもも続けにくくなります。
初心者におすすめしやすいのは、以下の3冊です。
・Hop on Pop
・Green Eggs and Ham
・The Cat in the Hat
まず、Hop on Popは短い言葉が多く、英語の音遊びに向いています。
次に、Green Eggs and Hamはくり返しが多く、読み聞かせしやすいです。
最後に、The Cat in the Hatは代表作として有名ですが、やや文章量があります。
そのため、完全な初心者ならHop on PopかGreen Eggs and Hamから始めると安心です。
手順としては、次の流れが使いやすいです。
手順①:Hop on Popで短い音に慣れる
手順②:Green Eggs and Hamでくり返しを楽しむ
手順③:The Cat in the Hatで物語を楽しむ
この順番なら、いきなり難しい絵本で挫折しにくくなります。
ドクタースース絵本のメリット
ドクタースース絵本のメリットは、英語を楽しいものとして感じやすいことです。
なぜなら、正しい勉強というより、言葉遊びに近い形で英語に触れられるからです。
主なメリットは以下の通りです。
・英語のリズムが身につきやすい
・くり返しで覚えやすい
・親子で声に出して読みやすい
・有名作品が多く、情報を探しやすい
・多読の導入に使いやすい
特に大きいのは、声に出して読みやすい点です。
英語絵本は、親が読みにくいと続きません。
しかし、ドクタースースはリズムが強いため、多少発音に自信がなくても読み進めやすいです。
もちろん、完璧な発音で読む必要はありません。
親が楽しそうに読むことの方が大切です。
子どもは「英語って楽しそう」と感じると、次の絵本にも進みやすくなります。
つまり、ドクタースースの最大の価値は、英語学習のハードルを下げてくれることです。
ドクタースース絵本のデメリットと注意点
ドクタースース絵本には、注意点もあります。
結論から言うと、すべての子どもに合う絵本ではありません、絵や言葉のクセが強いからです。
注意点は以下の通りです。
・絵柄が独特で好みが分かれる
・ナンセンスな表現が多い
・意味をきっちり理解しようとすると難しい
・作品によって文章量に差がある
・古い作品には現在の感覚と合わないものもある
特に、英語を一語一句きちんと訳そうとすると、親が疲れやすくなります。
ドクタースースは、意味を完全に説明するより、音や雰囲気を楽しむ方が向いています。
また、2021年には一部作品について、人種的に不適切な描写があるとして出版停止が発表されました。対象には「And to Think That I Saw It on Mulberry Street」や「If I Ran the Zoo」などが含まれます。
そのため、最初は現在も広く読まれている定番作品から選ぶ方が安心です。
年齢別のおすすめの使い方
ドクタースース絵本は、年齢によって使い方を変えるのがおすすめです。
同じ絵本でも、幼児と小学生では楽しみ方が違います。
目安は以下の通りです。
・3〜5歳:音と絵を楽しむ
・6〜8歳:くり返し表現をまねる
・9歳以上:自分で読める部分を増やす
3〜5歳なら、内容を理解させようとしなくて大丈夫です。
親が読んで、子どもが絵を見て、面白い音に反応すれば十分です。
6〜8歳なら、短いフレーズをまねして言う練習に使えます。
たとえば、同じ言葉が何度も出てきたら、そこだけ子どもに言ってもらう方法が使えます。
9歳以上なら、音読や多読の入口として使えます。
ただし、年齢よりも英語経験の方が大事です。
英語に慣れていない子なら、小学生でもやさしい本から始めた方が続きやすいです。
失敗しない選び方
ドクタースース絵本を選ぶときは、いきなり有名作品だけで選ばない方がよいです。
有名な本が必ずしも読みやすいとは限りません。
失敗しにくい選び方は、以下の通りです。
手順①:文章量が少ない本を選ぶ
手順②:くり返しが多い本を選ぶ
手順③:子どもが絵を嫌がらないか見る
手順④:音声付きや読み聞かせ動画も活用する
手順⑤:1冊を何度も読む
特に大事なのは、1冊を何度も読むことです。
英語絵本は、たくさん買うより、気に入った1冊をくり返す方が効果が出やすいです。
たとえば、最初にGreen Eggs and Hamを選んだら、1回読んで終わりにしません。
数日おきに読み、子どもが覚えたフレーズだけ一緒に言ってみます。
これだけでも、英語の音に慣れる練習になります。
つまり、選び方のコツは「難しい名作」より「何度も読める1冊」を選ぶことです。
親の英語力に自信がない場合の読み方
親の英語力に自信がなくても、ドクタースース絵本は使えます。
完璧に読むことより、親子で楽しく続けることの方が大事です。
おすすめの読み方は、以下の通りです。
手順①:先に音声を聞く
手順②:親が短いページだけ読む
手順③:難しい部分は飛ばす
手順④:子どもが笑った場面をくり返す
手順⑤:無理に日本語訳しない
特に、無理に日本語訳しないことが大切です。
英語絵本を読むとき、親はつい「これはこういう意味だよ」と説明したくなります。
しかし、説明が長くなると、子どもにとっては授業のようになります。
ドクタースースは、音の楽しさが魅力です。
意味が少しわからなくても、リズムを楽しめれば十分です。
親が発音に不安な場合は、先に読み聞かせ音声を聞いてから読むと安心です。
まとめ:ドクタースース絵本は英語の音に慣れる入門書
ドクタースース絵本は、英語の音に慣れる入門書としておすすめです。
短い言葉、くり返し、リズム、独特な絵がそろっていて、子どもが英語を楽しみやすいものです。
初心者が選ぶなら、まずは以下の3冊からで十分です。
・Hop on Pop
・Green Eggs and Ham
・The Cat in the Hat
最初から何冊も買う必要はありません。
まずは1冊を選び、親子で何度も読んでみましょう。
ポイントは、正しく訳すことではありません。
大切なのは、英語を聞く時間を楽しいものにすることです。
ドクタースース絵本は、英語学習を「勉強」から「遊び」に変えやすい絵本です。
おうち英語の最初の一歩として、無理なく取り入れてみてください。


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