英検4級・英検5級のスピーキングテストは、必ず受けなければならない試験ではありません。
受けなくても、英検4級・5級の合否には影響しません。
リーディングとリスニングで合格点を取れば、スピーキングテストを受けていなくても級は認定されます。
ただし、特別な事情がなければ受けておくことをおすすめします。
なぜなら、追加の検定料を支払わずに、自宅で英語を話す経験ができるからです。
また、英検3級から始まる面接試験の練習にもなります。
この記事では、英検4級・5級のスピーキングテストを受ける必要があるのか、受けるメリットや受験方法とあわせて解説します。
英検4級・5級のスピーキングテストは受けなくてもよい
結論からいうと、英検4級・5級のスピーキングテストは任意です。
受験しなくても、次のような不利益はありません。
- 英検4級・5級の合格が取り消される
- 一次試験が不合格になる
- 次の級を受験できなくなる
- 英検の合格証明書が発行されなくなる
英検4級・5級の級認定は、リーディングとリスニングの成績によって決まります。
一方、スピーキングテストは、通常の英検4級・5級とは別に合否が判定される試験です。
たとえば、英検5級の一次試験に合格し、スピーキングテストを受けなかった場合でも、「英検5級合格」として正式に認定されます。
そのため、「受けないと英検に合格できないのでは」と心配する必要はありません。
英検4級・5級の合否には影響しない
英検4級・5級のスピーキングテストに不合格だった場合でも、英検そのものの合否には影響しません。

なぜなら、次の2つは別々のテストとして扱われるからです。
- 英検4級・5級の一次試験
- 英検4級・5級のスピーキングテスト
一次試験では、リーディングとリスニングの合計点によって合否が決まります。
スピーキングテストでは、話す力だけを使って、単独で合否が判定されます。
そのため、一次試験に合格し、スピーキングテストに不合格だった場合でも、英検4級・5級の合格は変わらないのです。
反対に、一次試験が不合格だった人でも、スピーキングテストを受けることができます。
それぞれが独立しているため、スピーキングテストの結果を過度に心配する必要はありません。
英検4級・5級のスピーキングテストは受けた方がよい
英検4級・5級のスピーキングテストは任意ですが、基本的には受けることをおすすめします。
理由は、受験するデメリットが少ない一方で、英語学習に役立つメリットが多いからです。
主なメリットは次のとおりです。
- 追加料金なしで受験できる
- 自宅などからオンラインで受験できる
- 英語を声に出すきっかけになる
- 自分の話す力を確認できる
- 英検3級の面接対策になる
英語学習では、単語や文法を覚えるだけでなく、実際に声に出すことが重要です。
スピーキングテストを受ければ、「英語を理解できるか」だけでなく、「英語を使って答えられるか」も確認できます。
時間や受験環境に問題がなければ、練習のつもりで受けてみましょう。
英検4級・5級のスピーキングテストを受けるメリット
英検4級・5級のスピーキングテストには、主に3つのメリットがあります。
メリット①英語を話す経験ができる
1つ目のメリットは、英語を実際に話す経験ができることです。
英検4級・5級を勉強している子どもの中には、問題集では正解できても、英語を口に出すことに慣れていない子がいます。
なぜなら、通常の英検4級・5級では、リーディングとリスニングを中心に勉強するからです。
スピーキングテストでは、英文を声に出して読んだり、英語の質問に答えたりします。
最初はうまく答えられなくても問題ありません。
「英語で聞かれたことに英語で答える」という経験をするだけでも、今後の英語学習に役立ちます。
英会話教室などに通っていない子どもほど、受験する価値があります。
メリット②英検3級の面接対策になる
2つ目のメリットは、英検3級の面接対策になることです。
英検3級では、一次試験に合格した後、試験官と対面して話す二次試験があります。
英語を話した経験が少ないと、次のような理由で緊張しやすくなります。
- 英語を声に出すことに慣れていない
- 質問されると頭が真っ白になる
- 間違えることを怖がってしまう
- 英語で答える流れが分からない
英検4級・5級の段階でスピーキングテストを経験しておけば、英語で質問されて答える感覚をつかめます。
オンライン形式と対面形式の違いはありますが、声に出して答える点は共通しています。
英検3級への進級を考えている場合は、予行練習として活用しましょう。
メリット③自分の話す力を確認できる
3つ目のメリットは、自分のスピーキング力を客観的に確認できることです。
英語を話す力は、普段の問題集だけでは判断しにくいものです。
たとえば、英文を読める子どもでも、実際に声に出すと単語の発音が分からない場合があります。
また、質問の意味は理解できても、英語の文章をすぐに組み立てられないこともあります。
スピーキングテストを受けることで、次の課題を見つけやすくなります。
- 発音が分からない単語
- 音読で止まってしまう部分
- 聞き取れない表現
- すぐに答えられない質問
- 声が小さくなってしまう場面
合否だけを見るのではなく、今後の学習に生かすための確認テストとして利用しましょう。
英検4級・5級のスピーキングテストを受けなくてもよいケース
スピーキングテストはおすすめですが、無理をしてまで受ける必要はありません。
次のような場合は、受験を見送ってもよいでしょう。
- インターネット環境が安定していない
- 使用できるパソコンやスマートフォンがない
- マイクの準備が難しい
- 子どもが強い不安や負担を感じている
- 次の級の勉強を優先したい
- 受験資格の有効期間を過ぎている
特に、小さな子どもは端末の操作や録音方法が分からないことがあります。
保護者が受験環境を準備し、操作方法を説明することはできます。ただし、問題に答えるのは受験者本人です。
環境を整える負担が大きい場合は、無理に受験する必要はありません。
受けなかったとしても、英検4級・5級の合格には影響しないため、家庭の状況に合わせて判断しましょう。
英検4級・5級スピーキングテストの受験方法
英検4級・5級のスピーキングテストは、試験会場へ行くのではなく、パソコンやスマートフォンなどを使って受験します。
基本的な流れは次のとおりです。
手順①受験に必要な情報を準備する
まずは、受験に必要な英検IDやパスワードなどを準備します。
スピーキングテストは、英検4級または5級に申し込んだ人が受験できます。
一次試験に合格しているかどうかは関係ありません。
必要な情報が分からなくならないように、一次試験の受験票や成績表などは保管しておきましょう。
手順②端末とマイクを確認する
次に、使用する端末やマイクが正常に動くか確認します。
使用できる端末の例は次のとおりです。
- パソコン
- スマートフォン
- タブレット
スピーキングテストでは、受験者の声を録音します。
そのため、受験前に音量やマイクの動作を確認することが大切です。
周囲の話し声やテレビの音が入りにくい、静かな場所を選びましょう。
手順③受験サイトにアクセスする
端末の準備ができたら、専用の受験サイトにアクセスします。
画面の案内を読みながら、ログインと動作確認を行いましょう。
年齢の低い子どもが受験する場合は、保護者がログインや端末操作を手伝っても問題ありません。
ただし、テスト開始後の解答は、必ず受験者本人が行います。
手順④問題に答えて音声を録音する
テストが始まったら、画面や音声の指示に従って答えます。
一度受験を開始すると、基本的には落ち着いて最後まで進める必要があります。
途中で慌てないためにも、受験前に次の準備を済ませておきましょう。
- トイレを済ませる
- 周囲の人に声をかけておく
- 通知や電話を切っておく
- 端末を十分に充電する
- マイクの位置を確認する
特別なことをする必要はありません。普段の練習と同じように、聞こえる声ではっきり答えましょう。
スピーキングテストを受ける前の効率的な対策
スピーキングテストのために、長期間の特別な勉強をする必要はありません。
少ない負担で対策するなら、次の3つに絞りましょう。
- 英文を声に出して読む
- 短い質問に英語で答える
- 録音した自分の声を確認する
まず、英検の問題集や教科書にある短い英文を、毎日5分程度音読します。
次に、「Do you like soccer?」などの簡単な質問に、「Yes, I do.」のように答える練習をします。
最後に、スマートフォンなどで自分の声を録音しましょう。
発音を完璧にする必要はありません。大切なのは、黙り込まず、相手に聞こえる声で答えることです。
1日5~10分を数日続けるだけでも、本番の緊張を減らせます。
英検4級・5級スピーキングテストのよくある質問
スピーキングテストに落ちると英検も不合格になりますか?
スピーキングテストに不合格でも、英検4級・5級の合格には影響しません。

英検4級・5級の級認定は、リーディングとリスニングの結果によって決まります。
スピーキングテストは別に判定されるため、失敗を恐れずに受験しましょう。
一次試験に落ちても受験できますか?
一次試験が不合格でも、スピーキングテストは受験できます。
一次試験とスピーキングテストは、それぞれ独立した試験だからです。
一次試験で不合格だった場合も、話す力を確認する機会として活用できます。
受験しないと次の級を受けられませんか?
スピーキングテストを受験しなくても、次の級に申し込めます。
英検は、下の級に合格していなくても上の級を受験できる試験です。
たとえば、英検5級のスピーキングテストを受けずに、英検4級へ挑戦することもできます。
何度でも受験できますか?
同じ回の受験資格で受験できるのは、期間中に1回です。
そのため、端末やマイクの確認を済ませてから本番を始めましょう。
落ち着いて受験できる日を選び、事前に問題形式も確認しておくと安心です。
まとめ:必須ではないが可能なら受けておこう
英検4級・5級のスピーキングテストは、必ず受ける必要はありません。
受験しなくても、英検4級・5級の合否や級認定には影響しません。
ただし、受験環境を準備できるのであれば、できるだけ受けることをおすすめします。
理由は次のとおりです。
- 追加の検定料をかけずに受験できる
- 自宅などから受験できる
- 英語を話す経験ができる
- 自分の苦手な部分を確認できる
- 英検3級の面接対策になる
合否だけを目的にするのではなく、現在のスピーキング力を確認する練習として活用しましょう。
最初から完璧に答える必要はありません。英語を声に出し、質問に答えようとする経験が、次の級や今後の英会話学習につながります。


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