結論からいうと、英語中級者がシャドテンの教材を選ぶなら、まずはWPM130〜150前後を基準にするのがおすすめです。
中級者にとって大事なのは「速い音声に無理やり挑戦すること」ではなく、聞き取れるけれど、少し負荷がある音声で毎日続けることだからです。
WPMとは、Words Per Minuteの略で、1分間に話される単語数のことです。

シャドテンの教材はWPMでレベル分けされており、WPM100〜200までの段階があると紹介されています。
この記事では、「WPMM」は「WPM」の表記ゆれとして扱います。
英語中級者はWPM130〜150を基準に選ぶ
英語中級者がシャドテンの教材を選ぶなら、まずはWPM130〜150を目安にしましょう。
このあたりの速さは、簡単すぎず、難しすぎないので中級者に丁度良い難易度のはずです。
たとえば、英語中級者でも次のような悩みはよくあります。
・英文を読めば意味はわかる
・ゆっくりなら聞き取れる
・でも自然な音声になると急に聞き取れない
・音声を追いかけるだけで精一杯になる
この状態でWPM160以上に挑戦すると、練習が「修行」になりやすいです。
シャドーイングは、聞いた音を少し遅れてまねする練習です。つまり、音声が速すぎると、発音やリズムを直す余裕がなくなります。
まずはWPM130〜150で、「少し大変だけど毎日続けられる」教材を選びましょう。
WPMが高ければ良いわけではない
WPMは高ければ高いほど良いわけではありません。
速すぎる教材を選ぶと、英語力を伸ばす前に挫折しやすくなります。
たとえば、WPM180の教材を選んだとします。音声が速すぎると、次のような状態になります。
・音を聞くだけで精一杯になる
・英文の意味を考える余裕がない
・発音のズレに気づけない
・録音しても改善点がわからない
・毎日の練習がつらくなる
これでは効率が悪いです。
英語学習で大事なのは、難しい教材に挑戦することではありません。大事なのは、改善できる教材を選ぶことです。
少ない労力で成果を出すなら、「背伸びしすぎない教材」を選ぶ方が近道です。
教材選びの目安は「7割聞き取れるか」
英語中級者が教材を選ぶときは、7割くらい聞き取れるかを目安にしましょう。
7割聞き取れる教材なら、残りの3割を伸ばす練習になります。
逆に、3割しか聞き取れない教材を選ぶと、知らない音が多すぎます。すると、何を直せばいいのかがわかりません。
おすすめの判断基準は次の通りです。
・8〜9割聞き取れる:少し簡単かもしれない
・6〜7割聞き取れる:ちょうど良い負荷
・5割以下しか聞き取れない:今は難しすぎる
たとえば、WPM140の教材を聞いて「大まかな内容はわかるけど、細かい音が落ちる」と感じるなら、かなり良い教材です。
その教材を使えば、リスニング力だけでなく、発音、リズム、音の連結も鍛えやすくなります。
初回はおすすめ教材に従ってOK
シャドテンを始めたばかりなら、最初はアプリ側のおすすめ教材に従ってOKです。
なぜなら、最初から自分で完璧に教材を選ぶのは難しいからです。
シャドテンでは、教材がWPMごとに分類されていると紹介されています。WPMは音声速度の目安になるため、自分に合う教材を探すときの基準になります。
最初から細かく考えすぎると、教材選びだけで疲れてしまいます。
まずは次の流れで進めるのがおすすめです。
手順①:おすすめされた教材を1つ選ぶ
手順②:3日ほど同じ教材で練習する
手順③:難しすぎるか、簡単すぎるかを判断する
手順④:必要ならWPMを上下させる
教材選びに時間をかけすぎるより、まずは練習を始める方が効率的です。
WPM130が楽ならWPM140〜150へ上げる
WPM130の教材が楽に感じるなら、WPM140〜150に上げてみましょう。
簡単すぎる教材を続けても、負荷が足りません。
たとえば、次のような状態なら、少しレベルを上げても大丈夫です。
・音声を聞いて内容がほぼわかる
・シャドーイング中に口が止まらない
・録音しても大きなズレが少ない
・3日ほど練習すると退屈に感じる
この場合は、WPMを10ほど上げてみると良いです。
ただし、一気にWPM160や170に上げる必要はありません。急に難しくすると、練習効率が落ちることがあります。
おすすめは、WPMを10ずつ上げることです。
小さく負荷を上げれば、挫折しにくく、成長も実感しやすくなります。
WPM150がきついならWPM130〜140に戻す
WPM150がきついと感じるなら、無理せずWPM130〜140に戻しましょう。
難しすぎる教材を続けても、正しい練習になりにくいからです。
たとえば、次のような状態なら、教材のレベルが高すぎる可能性があります。
・音声にまったく口が追いつかない
・意味を考える余裕がない
・同じ部分で何度も止まる
・練習後に疲労感だけが残る
・添削内容を見ても改善できない
この場合、「自分は英語ができない」と考える必要はありません。
単に、今の教材が少し速すぎるだけです。
英語学習では、レベルを下げることも立派な戦略です。むしろ、効率化を考えるなら、無理に高いWPMへ挑戦するより、改善しやすいWPMに戻す方が賢いです。
中級者が避けたい教材選びの失敗
英語中級者が避けたい失敗は、見栄で教材を選ぶことです。
実力より高い教材を選ぶと、シャドーイングの効果が出にくくなります。
よくある失敗は次の3つです。
・上級者向けのWPMを選んでしまう
・有名スピーチや興味だけで選んでしまう
・1回で聞き取れない教材を根性で続ける
もちろん、興味のある教材を選ぶことは大切です。興味がない教材だと続きません。
しかし、シャドーイングでは「興味」よりも「適切な難易度」が重要です。
おすすめは、次の順番で選ぶことです。
手順①:WPM130〜150から選ぶ
手順②:興味のあるテーマを選ぶ
手順③:音声を聞いて7割ほど理解できるか確認する
手順④:3日続けて負荷を判断する
この順番なら、教材選びで失敗しにくくなります。
忙しい人は教材選びに時間をかけすぎない
忙しい人ほど、教材選びに時間をかけすぎない方が良いです。
英語力を伸ばすのは教材選びではなく、毎日の練習だからです。
シャドテンを使う人の中には、仕事や家事で忙しい人も多いはずです。その場合、毎回教材を探すだけで疲れてしまうと、学習が続きません。
おすすめの時短ルールは次の通りです。
・教材選びは5分以内にする
・迷ったらWPM140を選ぶ
・難しければWPM130に下げる
・簡単ならWPM150に上げる
・1教材は最低3日続ける
このようにルールを決めておくと、迷う時間を減らせます。
英語学習は、毎日の小さな積み上げが大事です。教材選びで悩み続けるより、まず1本決めて練習を始めましょう。
まとめ:英語中級者はWPM130〜150から始めよう
英語中級者がシャドテンの教材を選ぶなら、まずはWPM130〜150を基準にしましょう。
なぜなら、このあたりの速さなら、適度な負荷をかけながら、毎日続けやすいからです。
最後に、教材選びのポイントをまとめます。
・基準はWPM130〜150
・迷ったらWPM140から始める
・7割聞き取れる教材を選ぶ
・簡単ならWPMを10上げる
・難しすぎるならWPMを10下げる
・教材選びより継続を優先する
シャドーイングは、速い教材に挑戦すれば伸びるわけではありません。
大事なのは、今の自分に合った教材で、毎日少しずつ改善することです。
英語中級者なら、まずはWPM130〜150を軸にして、自分が無理なく続けられる教材を選んでみてください。


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