グロービッシュとは? 英語に挫折した方へ学び方を解説

家庭学習

英語に一度挫折した方には、グロービッシュから学び直すのがおすすめです。

なぜなら、グロービッシュは「完璧な英語」ではなく、「伝わる英語」を目指す考え方だからです。

英語学習でつまずく人の多くは、最初から次のような英語を目指してしまいます。

・ネイティブのような発音
・難しい単語を使った表現
・文法ミスのない完璧な英文
・映画やニュースを聞き取れる英語力

もちろん、これらを身につけられれば理想です。

しかし、初心者が最初から目指すにはハードルが高すぎます。

そこで役立つのがグロービッシュです。

グロービッシュは、限られた単語とシンプルな文法で、世界の人と意思疎通するための英語です。

この記事では、英語に挫折した方へ向けて、グロービッシュの意味、メリット、学び方をわかりやすく解説します。

グロービッシュとは「伝わること」を優先したシンプルな英語です

グロービッシュとは、簡単に言うと「世界の人とやり取りするためのシンプルな英語」です。

結論から言うと、英語が苦手な人ほどグロービッシュを学ぶ価値があります。

グロービッシュでは、難しい英単語やネイティブらしい表現を無理に使う必要がありません。

たとえば、日本人が海外の人に向かって、

「私は岩手出身です」

と言いたい場合、難しく考える必要はありません。

・I am from Iwate.
・Iwate is in northern Japan.
・It is famous for Wanko soba

このくらいで十分に伝わります。

完璧な英文を作ろうとして黙ってしまうより、短くても伝えるほうが大切です。

グロービッシュは、英語を「試験科目」ではなく「道具」として考えます。

つまり、英語を美しく話すことよりも、相手に意味が届くことを優先する学び方です。

英語に挫折する理由は「最初から難しい英語を目指すから」です

英語に挫折する大きな理由は、最初からレベルの高い英語を目指してしまうことです。

英語には覚えることが多すぎます、本当に( ノД`)

初心者がいきなり全部やろうとすると、ほぼ確実に疲れます。

挫折しやすい原因は、主に次の通りです。

・単語を覚える量が多すぎる
・文法を完璧にしようとする
・発音を気にしすぎる
・聞き取れない自分に落ち込む
・話す前に正解を探してしまう

特に日本人は、「間違った英語を話すのが恥ずかしい」と感じやすいです。

その結果、頭の中では考えているのに、口から英語が出なくなります。

たとえば、「昨日は仕事で疲れました」と言いたいだけなのに、

「過去形はこれでいいのか」
「tiredとexhaustedの違いは何か」
「自然な表現は何か」

と考えすぎてしまいます。

でも、最初は

・I was tired yesterday.
・I worked a lot.

で十分です。

グロービッシュは、このように「まず伝える」ことを重視します。

だから、英語に苦手意識がある人でも再スタートしやすいのです。

グロービッシュのメリットは学ぶ範囲を絞れることです

グロービッシュの最大のメリットは、学ぶ範囲を絞れることです。

英語学習で一番つらいのは「どこまでやればいいのかわからないこと」

普通に英語を学ぼうとすると、終わりが見えません。

・単語帳を何冊も覚える
・文法書を最初から最後まで読む
・リスニング教材を大量にこなす
・ネイティブ表現を覚える
・スピーキング練習もする

これでは、忙しい社会人や英語が苦手な人には負担が大きすぎます。

一方で、グロービッシュでは「使う英語」を絞ります。

たとえば、最初は次のような方向で十分です。

・短い文で話す
・難しい単語を使わない
・中学英語レベルの文法を使う
・1文に1つの意味だけ入れる
・相手に確認しながら話す

これなら、学習のハードルがかなり下がります。

英語は、全部を完璧に覚えなくても使えます。

まずは「限られた英語で伝える」と割り切ることが、挫折しないコツです。

グロービッシュはネイティブ英語を目指さない人に向いています

グロービッシュは、ネイティブのようになりたい人よりも、英語で最低限やり取りしたい人に向いています。

グロービッシュの目的は「英語を極めること」ではなく「英語で用件を伝えること」。

向いている人は、次のような方です。

・英語に一度挫折した人
・海外旅行で最低限話せるようになりたい人
・仕事で簡単な英語を使いたい人
・外国人と簡単な会話をしたい人
・TOEICより実用英語を優先したい人
・ネイティブ発音にこだわらない人

たとえば、海外のホテルで困った時に必要なのは、完璧な英語ではありません。

必要なのは、

・I have a problem.
・My room is cold.
・Can you help me?

のような、短くて伝わる英語です。

仕事でも同じです。

海外の相手にメールを送る時、難しい表現を使う必要はありません。

・Please send me the file.
・I will check it today.
・Thank you for your help.

このような英語で、用件はかなり伝わります。

英語を「教養」ではなく「道具」として使いたい方には、グロービッシュが合っています。

グロービッシュの学び方は中学英語を使える形にすることです

グロービッシュを学ぶなら、まず中学英語を「知っている英語」から「使える英語」に変えましょう。

なぜなら、日常の簡単なやり取りは、中学英語でかなり対応できるからです。

おすすめの流れは次の通りです。

手順①:よく使う短い文を覚える
手順②:自分のことを英語で言えるようにする
手順③:単語を入れ替えて練習する
手順④:音読して口を慣らす
手順⑤:実際に短い英語で話す

たとえば、最初に覚える文はシンプルでOKです。

・I like coffee.
・I work in a factory.
・I live in Japan.
・I am tired today.
・I want to learn English.

このような文を覚えたら、単語を入れ替えます。

・I like tea.
・I like baseball.
・I like reading.

これだけでも、話せる内容は増えます。

大切なのは、難しい英文を読むことではありません。

自分が本当に使いそうな文を、口から出せるようにすることです。

グロービッシュでは「短く話す」が基本です

グロービッシュで話す時は、短い文をつなげるのが基本です。

その理由は長い文にすると、自分も相手も理解しにくくなるからです。

初心者ほど、1文で多くのことを言おうとして失敗します。

たとえば、次のような日本語を英語にしたいとします。

「私は岩手出身で、今は工場で働いていて、英語を勉強している理由は、海外の人と簡単に話せるようになりたいからです」

これを一気に英語にしようとすると大変です。

しかし、短く分ければ簡単になります。

・I am from Iwate.
・I work in a factory.
・I study English.
・I want to talk with people from other countries.

これで十分に伝わります。

グロービッシュでは、きれいな長文よりも、わかりやすい短文を優先します。

コツは次の3つです。

・1文を短くする
・難しい単語を避ける
・言いたいことを分けて話す

英語が苦手な人ほど、短く話す意識を持つだけで会話が楽になります。

グロービッシュ学習でやってはいけないこと

グロービッシュを学ぶ時にやってはいけないことは、完璧主義になることです。

なぜなら、完璧を目指すほど、英語を使う回数が減るからです。

特に初心者が避けたい行動は次の通りです。

・発音を気にしすぎる
・文法ミスを恐れすぎる
・単語帳を最初から丸暗記する
・ネイティブ表現ばかり覚える
・聞き流しだけで満足する
・教材を買って終わる

英語は、知識を集めるだけでは話せるようになりません。

実際に口を動かす必要があります。

たとえば、野球の本を読んだだけでは、バッティングは上達しません。

素振りをして、ボールを打って、少しずつ体で覚える必要があります。

英語も同じです。

完璧な知識を集めるより、簡単な文を何度も使うほうが効果的です。

まずは、間違ってもいいので英語を口に出しましょう。

「正しい英語」よりも「伝わる英語」を優先することが、グロービッシュ学習の基本です。

グロービッシュを身につける毎日の練習法

グロービッシュを身につけるには、毎日10分でもいいので、短い英語を使う時間を作りましょう。

英語は一気に勉強するより、少しずつ続けるほうが定着しやすいのは何度もお伝えしている通りです。

おすすめの練習法は次の通りです。

手順①:今日の自分を英語で3文言う
手順②:よく使う単語を1つ覚える
手順③:短い英文を5回音読する
手順④:昨日と違う単語に入れ替える
手順⑤:週末に1週間分を復習する

たとえば、今日の自分を英語で言うなら、次のような形で十分です。

・I got up early.
・I worked today.
・I am sleepy now.

これなら、忙しい日でもできます。

ポイントは、難しい教材を増やさないことです。

最初は、次の3つだけで十分です。

・中学英語の例文
・自分の生活に関係する単語
・音読する時間

少ない教材で何度も練習するほうが、効率よく身につきます。

英語に挫折した方ほど、勉強量を増やすより、続けやすい形にすることが大切です。

まとめ:英語に挫折した方こそグロービッシュから始めよう

英語に挫折した方には、グロービッシュから学び直すのがおすすめです。

グロービッシュは「完璧な英語」ではなく「伝わる英語」を目指すからです。

本記事の要点をまとめます。

・グロービッシュはシンプルな英語です
・目的はネイティブ英語ではなく意思疎通です
・難しい単語や表現を無理に使う必要はありません
・中学英語を使える形にすることが大切です
・短い文で話すと伝わりやすくなります
・完璧主義をやめると英語は続けやすくなります

英語学習で一番もったいないのは、間違いを恐れて何も言えなくなることです。

たとえ短い英文でも、相手に伝われば前進です。

最初は、

・I am from Japan.
・I work today.
・I want to speak English.

このくらいで問題ありません。

英語は、才能がある人だけのものではありません。

使う範囲を絞り、短く話し、毎日少しずつ練習すれば、英語に苦手意識がある人でも変わっていけます。

まずは今日から、自分のことを英語で3文だけ言ってみましょう。

それが、グロービッシュ学習の第一歩です。

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