小学生の英語多読におすすめのシリーズ8選

家庭学習

小学生の英語多読で大切なのは、「難しい本を読むこと」ではありません。結論から言うと、子どもが自力で読める、やさしいシリーズをたくさん読むことが一番大切です。

なぜなら、英語多読は「英語を勉強する」というより、「英語に慣れる」ための学習だからです。いきなり難しい洋書を選ぶと、単語調べばかりになり、読むこと自体が嫌になってしまいます。

小学生におすすめなのは、次のような本です。

  • 絵が多い
  • 文字が少ない
  • 同じ表現がくり返し出てくる
  • レベル別に選べる
  • シリーズで続けやすい

この記事では、小学生の英語多読に使いやすいシリーズを8つ紹介します。

多読用洋書には、読みやすさレベルを意識したシリーズが多く、SSS英語学習法研究会でも多読用の基本洋書が紹介されています。

小学生の英語多読は「簡単すぎる本」から始めるのが正解

小学生の英語多読は、簡単すぎると感じる本から始めるのが正解です。

最初から難しい本を読むと、英語を読む楽しさよりも「わからない苦しさ」が強くなります。

多読では、1冊を完璧に理解するよりも、やさしい英語を何度も読むことが大切です。

たとえば、最初は次のような本で十分です。

  • 1ページに1文だけ
  • 絵を見れば意味がわかる
  • 同じ単語が何度も出てくる
  • 音読しやすい短い英文

「こんなに簡単でいいの?」と思うくらいの本で問題ありません。むしろ、そのくらいの本を何冊も読むことで、英語の語順や表現に自然と慣れていきます。

小学生の英語多読は、背伸びよりも継続が大切です。

おすすめ① Oxford Reading Tree

小学生の英語多読で最初におすすめしたいのは、Oxford Reading Treeです。

理由は、レベルが細かく分かれていて、英語初心者でも始めやすいからです。

Oxford Reading Treeは、イギリスの小学校でも使われるリーダー教材として知られています。

ステージごとに語数が増えていくため、子どもの成長に合わせて本を選びやすいです。

特に使いやすい点は、次の3つです。

  • 絵が多く、意味を推測しやすい
  • 日常会話が多い
  • 同じキャラクターが出るので続けやすい

たとえば、英語を始めたばかりの子なら、Stage 1〜3あたりから読むと安心です。最初は親が読み聞かせをして、慣れてきたら子どもが音読する流れでも使えます。

迷ったら、まず候補に入れたい定番シリーズです。

おすすめ② Scholastic Sight Word Readers

英語の読み始めに向いているのは、Scholastic Sight Word Readersです。

英単語をまだあまり読めない小学生におすすめ。

理由は、英語でよく使われる基本単語がくり返し出てくるからです。

Sight Wordとは、何度も目にして覚える重要単語のことです。たとえば、次のような単語です。

  • I
  • see
  • like
  • can
  • my
  • the

これらは英文によく出るため、早めに慣れておくと読める本が増えます。

具体的には、1冊あたりの文が短く、同じ形の英文がくり返されます。そのため、英語が苦手な子でも「読めた」という感覚を得やすいです。

英語多読の最初の壁は、「英語の文字を見ただけで止まること」です。このシリーズは、その壁を低くしてくれます。

おすすめ③ I Can Read!

少し読めるようになってきた小学生には、**I Can Read!**がおすすめです。

理由は、レベル別に本が分かれていて、子どもの英語力に合わせやすい点から。

キャラクターものや物語系の本も多く、子どもが興味を持ちやすいのも強みです。

選ぶ時は、いきなり難しいレベルを選ばないことが大切です。手順としては、次の流れがおすすめです。

  • 手順①:My Firstレベルから見る
  • 手順②:子どもが好きな絵柄を選ぶ
  • 手順③:1ページの文量を確認する
  • 手順④:読めそうなら購入する

たとえば、動物、友だち、冒険、日常生活など、子どもが入りやすいテーマの本が多くあります。

「英語の本を読む習慣」を作りたい家庭には、とても使いやすいシリーズです。

おすすめ④ Step into Reading

レベルを上げながら多読したいなら、Step into Readingもおすすめです。

このシリーズは「次に読む本」を選びやすいのが魅力です。

レベル表示がわかりやすく、子どもの成長に合わせてステップアップしやすいからです。

Step into Readingは、次のような子に向いています。

  • 短い英文なら読める
  • 絵本から少し長い本へ進みたい
  • 物語や知識系の本も読みたい
  • レベルを見ながら選びたい

たとえば、Level 1やLevel 2なら、英語を学び始めた小学生でも挑戦しやすい本があります。

反対に、いきなり上のレベルを選ぶと難しく感じることもあります。

そのため、最初は「簡単に読める」と思えるレベルから始めるのがおすすめです。

おすすめ⑤ Penguin Young Readers / Penguin Kids

英語多読を少し本格的に進めたいなら、Penguin Young ReadersPenguin Kidsが候補になります。

理由は、英語学習者向けに読みやすく作られた本が多いからです。語彙や文法がある程度調整されているため、普通の洋書より読みやすいものがあります。

おすすめしやすい子は、次のようなタイプです。

  • 英語の短文に慣れてきた
  • 物語を読むのが好き
  • 有名キャラクターや映画系に興味がある
  • 少し長めの英文にも挑戦したい

具体例として、キャラクターものやストーリー性のある本を選ぶと、子どもが内容に引っ張られて読みやすくなります。

ただし、完全な初心者には少し難しい場合があります。Oxford Reading TreeやSight Word Readersの後に使うと、無理なく進めやすいです。

おすすめ⑥ Frog and Toad

物語として楽しめる英語多読なら、Frog and Toadがおすすめです。

結論から言うと、英語に少し慣れた小学生が「読書らしい読書」に進む時に使いやすいシリーズです。理由は、文章がやさしめでありながら、話の中身がしっかりしているからです。

Frog and Toadの魅力は、次の通りです。

  • 友情をテーマにした話が多い
  • 文章が比較的シンプル
  • 短い章に分かれている
  • 読み終えた達成感がある

たとえば、1冊を一気に読む必要はありません。1日1話、または数ページずつ読むだけでも十分です。

このシリーズは、単語を覚えるためだけの本ではありません。英語で物語を楽しむ感覚を育てたい時に向いています。

おすすめ⑦ Magic Tree House

英語多読に慣れてきた小学生には、Magic Tree Houseがおすすめです。

理由は、冒険物語として面白く、シリーズで読み進めやすいからです。恐竜、古代文明、忍者、宇宙など、子どもが興味を持ちやすいテーマが多くあります。

ただし、最初の多読本としては少し難しめです。そのため、次の段階に来た子に向いています。

  • 短い英語絵本は読める
  • 1ページに数文あっても読める
  • 知らない単語が少しあっても止まらない
  • 物語の続きを読みたい気持ちがある

ポイントは、すべてを訳さないことです。わからない単語があっても、話の流れがわかれば先に進んで大丈夫です。

「英語で物語を読む力」を育てたいなら、挑戦する価値のあるシリーズです。

おすすめ⑧ Who Was? / What Was?

知識系の英語多読に進みたいなら、Who Was? / What Was?シリーズがおすすめです。

このシリーズは歴史、人物、事件、文化に興味がある小学生に向いています。

なぜなら、物語だけでなく、知識を英語で読む練習ができるからです。

たとえば、次のようなテーマがあります。

  • 有名な人物
  • 歴史上の出来事
  • 世界の文化
  • 科学や社会に関する内容

ただし、このシリーズは初心者向けではありません。ある程度英語が読める子向けです。

使い方としては、いきなり全部読ませるよりも、興味のある人物やテーマを1冊選ぶのがおすすめです。日本語で知っている内容なら、英語でも理解しやすくなります。

英語多読を「学び」に広げたい家庭に向いています。

小学生の英語多読シリーズの選び方

小学生の英語多読シリーズは、子どもの英語力と興味に合わせて選ぶことが大切です。

親が良いと思った本でも、子どもが楽しいと感じなければ続きません。

多読は、量を読むことで力がつきます。そのため、続けやすさが最優先。

選び方の手順は、次の通りです。

  • 手順①:今の英語力より少し簡単な本を選ぶ
  • 手順②:子どもが好きなテーマを選ぶ
  • 手順③:1ページの文字数を確認する
  • 手順④:音声付きなら優先する
  • 手順⑤:同じシリーズで数冊読んでみる

たとえば、動物が好きな子には動物の話、冒険が好きな子にはMagic Tree House系が合いやすいです。

「親が読ませたい本」より「子どもが読みたくなる本」を選びましょう。

英語多読を続けるコツ

英語多読を続けるコツは、勉強にしすぎないことです。

理由は、毎回単語テストや和訳をさせると、子どもが読むことを負担に感じやすいからです。

多読は、英語をたくさん浴びる学習です。完璧な理解を求めすぎる必要はありません。

家庭で続けるなら、次のやり方がおすすめです。

  • 1日5分だけ読む
  • 親が先に読んで聞かせる
  • わからない単語は飛ばしてよい
  • 読めた本を見える場所に並べる
  • 同じ本を何度読んでもよい

特に大切なのは、読めた経験を増やすことです。「この本、読めたね」と声をかけるだけでも、子どもの自信になります。

英語多読は、短時間でも続ければ効果が出やすい学習です。

まとめ:小学生の英語多読は「やさしいシリーズ選び」で決まる

小学生の英語多読は、子どもが楽に読めるシリーズを選ぶことが一番大切です。

なぜなら、英語力は「難しい本を我慢して読む」よりも、「やさしい本をたくさん読む」ことで伸びやすいからです。最初から難しい本を選ぶと、英語嫌いになる可能性もあります。

おすすめの流れは、次の通りです。

  • 初心者:Oxford Reading Tree
  • 単語に慣れる:Scholastic Sight Word Readers
  • 短い物語へ:I Can Read!
  • レベルアップ:Step into Reading
  • 学習者向け多読:Penguin系
  • 物語を楽しむ:Frog and Toad
  • 冒険を読む:Magic Tree House
  • 知識系へ広げる:Who Was? / What Was?

まずは1冊からで大丈夫です。子どもが「読めた」と感じる本を選び、英語を読む時間を少しずつ増やしていきましょう。

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