シャドテンのディクテーションテストは「英語をどれだけ正確に聞き取れているか」を確認するためのテストです。
たとえば、音声を聞いたときに「意味はなんとなく分かる」と感じても、実際に書こうとすると、
・前置詞が聞き取れていない
・語尾の音を落としている
・単語のつながりを別の音に聞き間違えている
・短い機能語を聞き逃している
といった弱点が出てきます。
つまり、シャドテンのディクテーションテストは、ただの確認テストではありません。
自分のリスニングの穴を見つけるための、効率の良い診断ツールです。
シャドテンのディクテーションテストで分かること
シャドテンのディクテーションテストで分かることは、主に「今の自分に合う英語のレベル」です。
聞き取れる音声のスピードや内容によって、取り組むべき教材の難易度が変わります。
英語学習でよくある失敗は、いきなり難しい教材に手を出すことです。
たとえば、初心者がネイティブ向けのニュース音声を使うと、ほとんど聞き取れない……そんな覚えはありませんか? 私にがあります(-_-;)
この状態でシャドーイングをしても、
・何を真似しているのか分からない
・発音の違いに気づけない
・復習に時間がかかりすぎる
・続けるのが苦痛になる
という流れになりやすいです。
その点、ディクテーションテストで今のレベルを確認しておけば、自分に合った教材から始めやすくなります。
結果として、少ない労力で学習効果を出しやすくなります。
ディクテーションテストの基本的な流れ
シャドテンのディクテーションテストは、基本的には「聞く→入力する→確認する」という流れで進めます。
具体的な流れは、以下の通りです。
手順①:音声を聞く
まずは英語音声を再生します。最初から完璧に聞き取ろうとしなくて大丈夫です。
手順②:空欄や入力欄に英語を入れる
聞こえた英語をそのまま入力します。スペルに迷っても、まずは聞こえた通りに書くことが大切です。
手順③:答えを確認する
入力後に正解を確認します。間違えた部分は、自分が聞き取れなかった音です。
手順④:間違えた理由を考える
最後に、なぜ聞き取れなかったのかを見ます。
たとえば、「of」が聞こえなかったなら、弱く発音される音に弱い可能性があります。
このように、テスト後の確認まで行うことで、学習効果が高まります。
ディクテーションテストがリスニングに効果的な理由
ディクテーションテストがリスニングに効果的な理由は、聞き取れない原因を細かく分解できるからです。
なぜなら、リスニングが苦手な原因は「英語が速いから」だけではないからです。
実際には、以下のような原因があります。
・単語を知らない
・音のつながりに慣れていない
・弱く発音される音を聞き逃している
・知っている単語でも音で認識できない
・文全体の意味を追う余裕がない
たとえば、「want to」が「ワナ」のように聞こえることがあります。
文字で見れば簡単でも、音になると分からない。
これがリスニングで多い壁です。
ディクテーションをすると、このような「知っているのに聞こえない英語」が見つかります。
つまり、ディクテーションテストは、リスニングの弱点をあぶり出すために役立ちます。
シャドーイングとディクテーションの違い
シャドーイングは「聞いて真似する練習」、ディクテーションは「聞いて書き取る練習」になります。
シャドーイングでは、英語音声を追いかけるように発話します。
そのため、
・英語のリズム
・発音
・音のつながり
・聞いた音をすぐ処理する力
を鍛えやすいです。
一方、ディクテーションでは、聞こえた英語を文字にします。
そのため、
・細かい音の聞き取り
・冠詞や前置詞の聞き逃し
・単語の聞き間違い
・文構造の理解不足
に気づきやすいです。
どちらが上という話ではありません。
効率よく学ぶなら、ディクテーションで弱点を見つけ、シャドーイングで音に慣れる流れがおすすめです。
初心者がディクテーションテストで意識すべきこと
初心者が意識すべきことは、満点を取ろうとしないことです。
ディクテーションテストの目的は、正解数を競うことではなく、弱点を見つけること。
最初から完璧に聞き取れないのは普通です。
特に初心者は、
・音声が速く感じる
・短い単語が聞こえない
・知っている単語でも音で分からない
・スペルに迷って入力が止まる
という状態になりやすいです。
ここで落ち込む必要はありません。
むしろ、間違えた場所こそ伸びしろです。
たとえば、「can」と「can’t」を聞き間違えたなら、否定の音に注意すればよいと分かります。
大切なのは、結果を見て終わらせないことです。
間違えた箇所を1つでも復習すれば、次の学習に必ずつながります。
効率よく復習するなら、間違いを3種類に分ける
ディクテーションテスト後は、間違いを3種類に分けると効率的です。
すべてのミスを同じように復習すると時間がかかりすぎます。
おすすめの分け方は、以下の通りです。
・単語を知らなかったミス
・単語は知っていたが音で分からなかったミス
・文法や文の流れで予測できなかったミス
たとえば、知らない単語が原因なら、単語を覚える必要があります。
一方で、知っている単語なのに聞き取れなかった場合は、音声変化に慣れる必要があります。
また、前置詞や冠詞を落とした場合は、文法の理解も関係します。
このように原因別に分けると、復習のムダが減ります。
手順としては、次の流れがおすすめです。
手順①:間違えた英文に印をつける
手順②:ミスの原因を3種類に分ける
手順③:同じ音声をもう一度聞く
手順④:最後に1回だけ音読する
この流れなら、短時間でも効果的に復習できます。
シャドテンのディクテーションテストが向いている人
シャドテンのディクテーションテストが向いているのは、リスニングの弱点をはっきりさせたい人です。
特に向いているのは、以下のような人です。
・英語を聞いても細部が聞き取れない人
・シャドーイングの教材選びで迷っている人
・TOEICや英会話のためにリスニング力を上げたい人
・忙しくても短時間で英語学習を進めたい人
・自分の成長を数字や結果で確認したい人
たとえば、通勤中に英語を聞いているのに伸びを感じない人は多いです。
その場合、ただ聞く時間を増やすより、まず聞き取れない原因を見つけた方が効率的です。
シャドテンのディクテーションテストは、その確認に使いやすいです。
注意点:ディクテーションだけでは英語は話せるようになりにくい
注意点として、ディクテーションだけで英語を話せるようになるわけではありません。
ディクテーションは主に「聞き取り」と「理解」の練習。
英語を話せるようになるには、別の練習も必要です。
たとえば、
・音読
・シャドーイング
・瞬間英作文
・英会話練習
・自分の意見を英語で言う練習
などです。
ディクテーションは、あくまでリスニングの弱点を見つけるための手段です。
そのため、ディクテーションで間違えた音を確認した後は、同じ音声でシャドーイングするのがおすすめです。
聞き取れなかった音を、自分でも発音できるようにする。
この流れにすると、リスニング力だけでなく発音や反応速度も伸ばしやすくなります。
まとめ:シャドテンのディクテーションテストは、弱点発見に使うのが正解
シャドテンのディクテーションテストは、英語リスニングの弱点を見つけるために役立ちます。
なぜなら、聞こえた英語を文字にすることで、聞き取れている部分と聞き取れていない部分が明確になるからです。
特に初心者は、なんとなく英語を聞き続けるよりも、まず自分の苦手を知ることが大切です。
効率よく使うなら、以下の流れがおすすめです。
手順①:ディクテーションテストを受ける
手順②:間違えた箇所を確認する
手順③:ミスの原因を3種類に分ける
手順④:同じ音声でシャドーイングする
手順⑤:定期的に再テストして成長を確認する
この流れなら、少ない労力でも学習のムダを減らせます。
結論として、シャドテンのディクテーションテストは、リスニング学習のスタート地点として使うのがおすすめです。
英語が聞き取れない原因を見える化し、自分に合った練習につなげていきましょう。


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