結論から言うと、幼児向け英語ワークブックは「英語力が一気に伸びるもの」よりも、「子どもが楽しく続けられるもの」を選ぶのが正解です。
幼児期の英語学習で大切なのは、英語を勉強として詰め込むことではありません。
まずは、英語に対して「なんだか楽しい」「またやりたい」と思えることが重要です。
たとえば、次のようなワークブックは続きやすいです。
- シールがある
- 迷路やぬりえがある
- 1ページの量が少ない
- 絵が大きくて見やすい
- 親が説明しなくても進めやすい
反対に、文字が多すぎるものや、いきなり単語をたくさん書かせるものは、幼児には負担になりやすいです。
つまり、幼児向け英語ワークブックは「英語の教材」ではなく、「英語に慣れる遊び道具」と考えると選びやすくなります。
幼児向け英語ワークブックの選び方
幼児向け英語ワークブックは、年齢ではなく「今できること」に合わせて選びましょう。
同じ4歳でも、鉛筆をしっかり持てる子もいれば、まだ線を書くのが苦手な子もいます。

年齢だけで選ぶと、簡単すぎたり難しすぎたりします。
選ぶ時は、次の順番で見るのがおすすめです。
- 手順①:鉛筆を持つのが好きか確認する
- 手順②:線や丸を書けるか確認する
- 手順③:アルファベットに興味があるか確認する
- 手順④:親子で一緒にできる量か確認する
- 手順⑤:1日5分で終わるか確認する
特に大事なのは、1日5分で終わること。
幼児の集中力は長く続きません。
長時間やらせるより、短く終わらせて「できた!」で終える方が効果的です。
英語ワークは、難しい教材を1冊こなすより、簡単な教材を楽しく1冊終える方が自信につながります。
1冊目は「学研の幼児ワーク 4〜6歳 アルファベットabc・たんご」
最初の1冊におすすめなのは、「学研の幼児ワーク 4〜6歳 アルファベットabc・たんご」。
理由は、アルファベットと身近な単語に、無理なく触れられるからです。
学研の幼児ワークは、幼児向けに作られたシリーズなので、絵や問題の見せ方がわかりやすいです。
特におすすめなのは、次のような子です。
- 英語がほぼ初めて
- A・B・Cに少し興味がある
- ぬりえや線つなぎが好き
- 親子で楽しく始めたい
たとえば、「Aはapple」「Bはbear」のように、文字と絵をセットで見られると、子どもは意味をイメージしやすくなります。
いきなり英単語を覚えさせる必要はありません。まずは「Aって見たことある」「appleって聞いたことある」くらいで十分です。
英語を勉強にしすぎず、楽しいワークとして始めたい家庭に向いています。
2冊目は「くもんのはじめてのアルファベット系ワーク」
運筆力も一緒に育てたいなら、くもんのアルファベット系ワークがおすすめです。
くもん系のワークは、簡単なところから少しずつ難しくなる構成が得意。
幼児がつまずきにくく、「できた」を積み上げやすいのが特徴です。
特におすすめなのは、次のような子です。
- 線を書く練習をしたい
- 鉛筆に慣れてきた
- 大文字を書く練習を始めたい
- コツコツ進めるのが好き
たとえば、いきなりAを書くのではなく、縦線、横線、ななめ線などの練習から入ると、子どもは抵抗なく進められます。
英語ワークというより、「アルファベットを書く準備」と考えると使いやすいです。
ただし、書く量が多いと疲れる子もいます。その場合は、1日1ページではなく、半ページだけでも問題ありません。大切なのは、嫌になる前に終えることです。
3冊目は「My First Book of Uppercase Letters」
英語の雰囲気にしっかり触れたいなら、「My First Book of Uppercase Letters」もおすすめです。
理由は、英語圏向けのワークブックなので、日本語の説明に頼らず、英語の文字に自然に触れられるからです。
とはいえ、内容は幼児向けなので、難しい英文を読む必要はありません。
向いているのは、次のような家庭です。
- おうち英語を少し本格的に始めたい
- 親が簡単な英語ならサポートできる
- 大文字の練習をしたい
- 海外風のワークに触れさせたい
たとえば、文字をなぞったり、色を塗ったりしながら、大文字に慣れていけます。英語が読めなくても、親が「This is A」「A says apple」のように軽く声をかけるだけで十分です。
ただし、完全な英語教材なので、親が説明しないと戸惑う子もいます。
英語が初めての子には、先に日本語説明つきのワークを1冊やってから使うとスムーズです。
4冊目は「ディズニー・キャラクター系のABCワーク」
子どもの食いつきを重視するなら、ディズニーなどのキャラクター系ABCワークがおすすめです。
なぜなら、幼児にとって「知っているキャラクター」は強い動機になるからです。英語に興味がなくても、好きなキャラクターが出ているだけでページを開きやすくなります。
特に向いているのは、次のような子です。
- 机に向かうのが苦手
- キャラクターが好き
- まずは遊び感覚で始めたい
- 英語への抵抗感を減らしたい
たとえば、ミッキーやプリンセスなどが出てくるワークなら、「このページやりたい」と子どもから言いやすくなります。
もちろん、学習量だけで見れば、シンプルな英語ワークの方が濃い場合もあります。しかし、最初の目的が「英語に慣れること」なら、キャラクターの力を借りるのはかなり有効です。
英語嫌いにしないことを優先したい家庭に向いています。
5冊目は「フォニックス入門ワーク」
アルファベットに慣れてきたら、フォニックス入門ワークに進むのがおすすめです。
フォニックスとは、英語の文字と音の関係を学ぶ方法です。
たとえば、Aを「エー」と読むだけでなく、appleのaのような音にも触れていきます。

フォニックス入門ワークが向いているのは、次のような子です。
- ABCをある程度知っている
- 英語の歌をよく聞いている
- 文字と音をつなげたい
- 小学校英語の準備をしたい
ただし、幼児にフォニックスを教え込む必要はありません。大切なのは、「Aにはエー以外の音もあるんだね」と軽く触れることです。
たとえば、cat、dog、sunのような短い単語を、絵と一緒に見るだけでも十分です。
フォニックスは、将来的に読む力につながります。
ただ、最初から完璧を目指すと親子で疲れます。ワークはあくまで入口として使いましょう。
幼児向け英語ワークブックを続けるコツ
英語ワークを続けるコツは、親ががんばりすぎないこと。
親が「毎日やらせなきゃ」と思いすぎると、子どもにとって英語がプレッシャーになるからです。
幼児期は、学習量よりも楽しい記憶の方が大切です。
続けるコツは、次の通りです。
- 1日5分だけにする
- できたページにシールを貼る
- 間違えても強く直さない
- 発音の正しさにこだわりすぎない
- 終わったら必ずほめる
たとえば、子どもがBを反対向きに書いても、最初は細かく注意しなくて大丈夫です。「ここまで書けたね」と認めた方が、次もやる気になります。
英語ワークは、親が先生になる必要はありません。親子で一緒にページを見て、少し声を出して、楽しく終えるだけでも十分価値があります。
迷ったらこの順番で選べば失敗しにくいです
どれを選ぶか迷ったら、難易度の低い順に進めるのがおすすめです。
理由は、幼児の英語学習では「わからない」より「できた」の回数を増やした方が続くからです。最初から難しいワークを選ぶと、子どもも親も疲れてしまいます。
おすすめの順番は、次の通りです。
- 手順①:キャラクター系ABCワークで興味を持たせる
- 手順②:学研の幼児ワークでアルファベットに慣れる
- 手順③:くもん系ワークで書く力をつける
- 手順④:英語版ワークで英語の雰囲気に触れる
- 手順⑤:フォニックス入門で文字と音をつなげる
この順番なら、遊びから学習へ自然に移れます。
もちろん、すべて買う必要はありません。まずは1冊だけで大丈夫です。子どもが楽しめたら次に進み、嫌がるなら一度休むくらいで問題ありません。
幼児向け英語ワークブックは、早く進めるためのものではありません。英語を好きになるきっかけとして、親子で気軽に使っていきましょう。


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