結論から言うと、中学生でも英検2級の取得は可能です。
ただし、「学校の授業だけで自然に取れる級」ではありません。
英検2級は、英検公式でも「高校卒業程度」とされており、社会的な話題について読んだり聞いたりし、自分の考えを詳しく伝える力が求められます。
つまり、中学生にとってはかなり高めの目標です。
とはいえ、次のような中学生なら十分に合格を狙えます。
・英検準2級に合格している
・英語が得意科目である
・毎日30分以上の英語学習を続けられる
・単語、長文、英作文、リスニングをバランスよく対策できる
つまり、中学生に英検2級は「無理」ではありません。
正しく言うなら、「普通にやると難しいけれど、順番を間違えなければ十分に届く級」です。
英検2級は中学生には難しい?難しい理由を解説
英検2級が中学生に難しい理由は、出題内容が中学英語の範囲を超えるからです。
なぜなら、英検2級では高校レベルの語彙や文法に加えて、社会的なテーマを扱う問題が出るからです。
たとえば、環境問題、教育、テクノロジー、働き方、地域社会などについて読んだり聞いたりする力が必要になります。
中学英語では、主に次のような内容を学びます。
・日常会話
・基本文法
・身近な話題
・短めの英文読解
一方で、英検2級では次の力が必要です。
・抽象的な英文を読む力
・知らない単語を推測する力
・自分の意見を英語で書く力
・英語の音声を聞き取り、要点をつかむ力
つまり、「英語が好き」だけでは少し足りません。
英検2級に合格するには、英語を科目として勉強するだけでなく、「英語で情報を処理する力」を伸ばす必要があります。
中学生が英検2級を取れる子の特徴
英検2級に合格しやすい中学生には共通点があります。
それは、英語の先取り学習ができていることです。

英検2級は中学卒業程度の3級よりもかなり上の級だからです。
英検公式では、3級は「中学卒業程度」、準2級は「高校中級程度」、2級は「高校卒業程度」とされています。
合格しやすい子の特徴は、以下の通りです。
・中1〜中2で3級に合格している
・中2〜中3で準2級に合格している
・英単語を毎日覚える習慣がある
・長文を読むことに抵抗がない
・英作文を型で書ける
・リスニングを毎日聞いている
特に重要なのは、準2級に合格しているかどうかです。
準2級にまだ合格していない状態で、いきなり2級を目指すと挫折しやすくなります。
まずは準2級までの土台を固め、そのうえで2級対策に進むのが効率的です。
中学生が英検2級を目指すメリット
中学生が英検2級を目指すメリットは大きいです。
理由は、英語力の証明になるだけでなく、高校受験やその後の学習にもつながるからです。
主なメリットは、以下の通りです。
・高校受験で評価される場合がある
・英語への自信がつく
・高校英語の先取りになる
・大学受験の土台を早く作れる
・英作文や面接に慣れる
特に大きいのは、「英語が得意」という自己認識が作れることです。
たとえば、中学生のうちに英検2級に合格すると、高校入学後の英語学習がかなり楽になります。高校英語の文法や長文に触れているため、授業の理解も早くなります。
また、英検2級は履歴書で評価される級ともされています。
つまり、中学生にとって英検2級は、単なる資格ではありません。
将来の英語学習を前倒しで楽にするための、かなり強力な武器になります。
中学生が英検2級を目指すデメリット
一方で、中学生が英検2級を目指すデメリットもあります。
無理に急ぐと英語嫌いになる可能性があります。
英検2級は中学生にとって負荷が高い試験だからです。
単語量も多く、長文も難しく、英作文も面接もあります。学校の定期テスト対策や部活動と並行すると、かなり大変です。
ちなみに、私は英検準二級は持っており、それは高校の時に取得したもの。
ですが、高校時代に英検2級を取得した人は私の同級生には一人もいません(-_-;)
進学校なら英検2級を取得出来る高校生も結構いるのでしょうが、平均的な高校にはそんなにいないのが実情……と考えれば、中学生でそれを成すことの難しさが想像できるかと(-_-;)
注意すべきデメリットは、以下の通りです。
・勉強時間が足りなくなる
・学校の成績対策がおろそかになる
・難しすぎて自信を失う
・英語そのものが嫌いになる
・親子でプレッシャーが強くなる
特に避けたいのは、「周りが受けているから」という理由だけで受験することです。
英検2級は、準備なしで受けて受かる試験ではありません。
そのため、本人が英語に前向きでない場合は、まず準2級や3級を確実に取る方が良いです。英検は階段のように進める方が、結果的に早く伸びます。
中学生が英検2級に合格するための手順
中学生が英検2級に合格するには、順番が大切です。
いきなり過去問を解くよりも、基礎から積み上げる方が効率的です。
おすすめの流れは、以下の通りです。
手順①:準2級レベルの単語と文法を固める
手順②:2級の頻出単語を毎日覚える
手順③:短めの長文から読む練習をする
手順④:英作文の型を覚える
手順⑤:リスニングを毎日聞く
手順⑥:過去問で時間配分を確認する
手順⑦:面接対策を音読で行う
大事なのは、最初から完璧を目指さないことです。
たとえば、英作文なら次の型だけでもかなり書きやすくなります。
・自分の意見を書く
・理由を2つ書く
・具体例を書く
・最後にもう一度結論を書く
この型を覚えるだけで、「何を書けばいいかわからない」という悩みが減ります。
英検2級対策で一番大事なのは単語です
英検2級対策で最初にやるべきことは、単語です。
単語がわからないと、長文もリスニングも英作文も止まってしまいます。
中学生が英検2級で苦戦しやすい原因は、文法よりも語彙不足が大きな要因です。
文法をある程度理解していても、単語の意味がわからなければ英文全体の意味をつかめません。
単語学習のコツは、以下の通りです。
・1日20〜30語を目安にする
・完璧に覚えようとしない
・何度も見て覚える
・音声も一緒に聞く
・例文で使い方を確認する
おすすめは、朝と夜に分けて覚える方法です。
たとえば、朝に20語チェックして、夜に同じ20語をもう一度確認します。これだけでも記憶に残りやすくなります。
英検2級は、才能だけで突破する試験ではありません。
単語を毎日積み上げた子が、最後に強くなります。
英作文と面接は「型」を覚えれば怖くない
英検2級で差がつきやすいのが、英作文と面接です。

結論として、英作文と面接はセンスではなく「型」で対策できます。
英検では自分の意見をわかりやすく伝える力が見られます。
難しい表現を使う必要はありません。むしろ、中学生ならシンプルな英語で正確に書く方が大切です。
英作文の基本型は、次の通りです。
手順①:I think ~. で意見を書く
手順②:First, ~. で1つ目の理由を書く
手順③:Second, ~. で2つ目の理由を書く
手順④:For these reasons, ~. でまとめる
面接も同じです。
聞かれたことに対して、短くてもよいので理由をつけて答えます。
たとえば、「Do you think students should use computers at school?」と聞かれたら、「Yes. Students can learn many things quickly.」のように答えればOKです。
難しい英語よりも、止まらず答えることを優先しましょう。
中学生はいつ英検2級を受けるべき?
中学生が英検2級を受けるなら、中2後半から中3が現実的でしょう。
英検2級には中学英語だけでなく、高校レベルの内容が含まれます。

中1や中2前半で受けることも可能ですが、その場合はかなり早い段階から英語を先取りしている必要があります。
おすすめの受験ルートは、以下の通りです。
・中1:4級〜3級
・中2:3級〜準2級
・中3:準2級〜2級
もちろん、英語が得意な子ならもっと早く進めても大丈夫です。
ただし、無理に早く受ける必要はありません。
英検は「何年生で何級を取ったか」も大切ですが、それ以上に「英語力が本当に身についているか」が大切です。
合格だけを目的にすると、次の級で伸び悩みます。
焦らず、3級、準2級、2級と階段を上がるように進めましょう。
まとめ:中学生でも英検2級は取得可能。ただし順番が大事です
中学生でも英検2級は取得可能です。
ただし、簡単な試験ではありません。
英検2級は公式にも「高校卒業程度」とされているため、中学生にとっては高い目標です。
合格を目指すなら、次の順番で進めましょう。
手順①:まず3級・準2級の土台を固める
手順②:2級レベルの単語を毎日覚える
手順③:長文を読む習慣を作る
手順④:英作文の型を覚える
手順⑤:リスニングを毎日聞く
手順⑥:過去問で本番形式に慣れる
手順⑦:面接練習を音読で行う
大切なのは、焦らないことです。
中学生にとって英検2級は、努力すれば届く「少し高い山」です。
正しい順番で対策すれば、特別な才能がなくても合格は十分に狙えます。英語が得意な子はもちろん、コツコツ続けられる子にもチャンスがあります。


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