結論から言うと、『英語のハノン 上級』は、英文法の知識をスピーキングで使える形に変えたい人向けの教材です。
この本は単語や文法を覚えるだけの参考書ではなく、英文を口から出すためのパターン・プラクティスを重視しているからです。
たとえば、関係詞、名詞構文、強調構文、助動詞+完了形など、頭ではわかっていても会話では使いにくい文法を、声に出して練習できます。
そのため、次のような人に向いています。
- 英文法は勉強したのに話せない人
- 英作文に時間がかかる人
- 中級レベルから上級レベルに進みたい人
- 英語を読むだけでなく、話す力も伸ばしたい人
つまり、『英語のハノン 上級』は「知っている英語」を「使える英語」に変えるための教材です。
英語のハノン 上級のレベルはかなり高め
『英語のハノン 上級』は初心者向けの教材ではありません。
扱う文法項目はかなり高度で、公式情報でも本書は『英語のハノン』シリーズの上級にあたり、より洗練された高度な英語を目指す内容、とされています。
具体的には、次のような項目が出てきます。
- 関係代名詞
- 関係副詞
- 複合関係詞
- 名詞構文
- 強調構文
- 助動詞+have+過去分詞
- 仮定法
- 分詞構文
これらは高校英文法でも後半に出てくる内容で、そのため中学英語があやふやな人や、英語にかなり苦手意識がある人がいきなり取り組むと、結構な難易度に感じるかと思います。
目安としては、『英語のハノン 初級』『英語のハノン 中級』をある程度こなした人が、次に取り組む教材と考えるとよいです。
英語のハノン 上級で身につく力
『英語のハノン 上級』で身につくのは、複雑な英文を口から出す力です。
本書は英文法を理解するだけでなく、文の形を変えながら何度も発話する作りになっているからです。
たとえば、ただ英文を読むだけなら、関係代名詞の文も何となく理解できます。
しかし、自分で話すとなると話は別です。
「私が昨日会った人は、海外で働いている友人です」
このような文を英語で言おうとすると、語順や関係詞で止まりやすくなります。
『英語のハノン 上級』では、こうした文の組み立てを口で練習します。
その結果、次の力が伸びやすくなります。
- 英文を瞬時に組み立てる力
- 文法を会話で使う力
- 複雑な文を聞き取る力
- 英作文の反応速度
- 音読・瞬間英作文の精度
つまり、読むための文法ではなく、話すための文法を鍛える教材です。
英語のハノン 上級がおすすめな人
結論として、『英語のハノン 上級』がおすすめなのは、基礎文法を一通り学び終えた人、ということになるでしょう。
上級編では「be動詞とは何か」「三単現とは何か」といった基礎説明は中心ではないからです。

具体的には、次のような人に向いています。
- TOEICで600点以上を目指している人
- 英検2級から準1級を目指している人
- 英文法の基礎は理解している人
- 英語を読むだけでなく話せるようになりたい人
- 瞬間英作文では物足りなくなってきた人
- 英会話で短文しか出てこない人
特におすすめなのは、「簡単な英語なら話せるけれど、少し複雑なことを言おうとすると止まる人」です。
たとえば、日常会話で次のような悩みがある人です。
- 理由を説明しようとすると詰まる
- 長い文を作れない
- 関係詞を使うと文が崩れる
- 仮定法を会話で使えない
このタイプの人には、かなり相性がよい教材です。
英語のハノン 上級がおすすめできない人
英語初心者には『英語のハノン 上級』はおすすめしにくいです。
内容が難しく、最初から上級編に入ると挫折しやすいからです。
特に、次のような人は注意が必要です。
- 中学英文法に不安がある人
- 英語の語順がまだ身についていない人
- 音読学習に慣れていない人
- 毎日声に出す練習が苦手な人
- すぐに英会話フレーズだけ覚えたい人
『英語のハノン 上級』は、楽に読んで終わるタイプの本ではありません。
むしろ、筋トレに近い教材です。
声に出して、間違えて、何度も繰り返す必要があります。
そのため、英語を始めたばかりの人は、いきなり上級に進むよりも、初級や中級から始めた方が効率的です。
無理に背伸びするより、自分のレベルに合った巻から始める方が、結果的に早く伸びます。
英語のハノン 上級の効果的な使い方
『英語のハノン 上級』は「毎日少しずつ声に出す」のが一番効果的な教材です。
理由として、スピーキング力は一度に長時間やるより、短時間でも毎日続ける方が身につきやすいからです。
おすすめの進め方は次の通りです。
手順①
まず、例文の意味と文法を確認します。
手順②
次に、音声を聞いて発音とリズムを確認します。
手順③
その後、声に出して何度も練習します。
手順④
慣れてきたら、英文を見ずに言えるか試します。
手順⑤
最後に、苦手な文だけ印をつけて復習します。
大切なのは、完璧に進めようとしないことです。
1日10分でも構いません。
むしろ、1日2時間やって三日坊主になるより、10分を3か月続ける方が効果は出やすいです。
英語学習は、短期決戦ではなく習慣化が重要です。
挫折しないためのコツ
これは他の教材でも言えることですが、最初から完璧を目指さないことが大切です。
いや、本当に『英語のハノン 上級』は負荷の高い教材なんですよ(-_-;)
すべてを一度で理解しようとすると、かなり疲れます。
挫折を防ぐコツは、次の通りです。
- 1回で覚えようとしない
- 難しいUnitは飛ばしてもよい
- 1日1ページでもよい
- 音声についていけなくても気にしない
- できない文だけ復習する
特に大事なのは、「できなかった文」を悪いことだと思わないことです。
できない文は、今の弱点が見つかったということです。
つまり、伸びしろです。
英語のハノンは、スラスラできる教材というより、できない部分を発見して鍛える教材です。
そのため、少しきついと感じるくらいがちょうどよいです。
英語のハノン 上級は独学でも使える?
独学でも使えますが、声に出して練習することが前提です。
なぜなら、本書は読むだけでは効果が出にくい教材だからです。
独学で使う場合は、次の流れがおすすめです。
手順①
学習するUnitを1つ決めます。
手順②
文法説明を読みます。
手順③
音声を聞きます。
手順④
英文を見ながら音読します。
手順⑤
英文を見ずに言えるか確認します。
手順⑥
翌日、同じUnitをもう一度復習します。
この流れにすると、理解と発話練習を両方できます。
独学で失敗しやすいのは、読むだけで終わるパターンです。
『英語のハノン 上級』を使うなら、必ず口を動かしましょう。
英語を話せるようになりたいなら、目で読む時間より、声に出す時間を増やすことが重要です。
英語のハノン 上級と初級・中級の違い
上級は初級・中級よりも文の構造が複雑で、関係詞や名詞構文など、より高度な表現を扱います。
ざっくり分けると、次のようなイメージです。
- 初級:基本文法を口で使う練習
- 中級:少し複雑な文を話す練習
- 上級:高度な文法を自然に使う練習
初級は、英語の基本フォームを身につける段階です。
中級は、そのフォームを少し広げる段階です。
上級は、さらに複雑な内容を英語で表現する段階です。
そのため、英語が苦手な人が上級から始める必要はありません。
むしろ、初級と中級をしっかり回してから上級に進む方が、効率よく学べます。
英語学習では、難しい教材を使うことより、自分に合った教材を続けることの方が大切です。
英語のハノン 上級は買うべき?
結基礎英文法ができていて、スピーキングを本気で伸ばしたい人なら買う価値があるでしょう。
『英語のハノン 上級』は、文法知識を実際の発話につなげる練習ができるからです。
特に、次のような人にはおすすめです。
- 英文法は勉強したのに話せない
- 英会話で短い文しか出てこない
- 関係詞や仮定法を会話で使いたい
- 英作文のスピードを上げたい
- 英語を上級者らしく話したい
一方で、英語初心者や、楽に英会話フレーズだけ覚えたい人には向きません。
この教材は、地味に繰り返して力をつけるタイプの本です。
つまり、英語の筋トレ教材です。
楽ではありません。
しかし、きちんと続ければ、英語を口から出す力を鍛えられます。
その意味で、『英語のハノン 上級』は、中級から上級へ進みたい人にとって、有力な選択肢になる一冊です。
必要なら次に、この本文を「導入文+まとめ+メタディスクリプション+タイトル案」まで含めたWordPress投稿用の完成形に整えます。


コメント