英検3級の面接で大切なのは、英語力だけではありません。
入室から退室までの流れを先に覚えておくだけで、本番の不安はかなり減らせます。
なぜなら、英検3級の面接は大まかな流れが決まっているからです。
「何を聞かれるかわからない」と思うと緊張します。
しかし、実際には次のような流れで進みます。
- 入室する
- 面接カードを渡す
- あいさつをする
- 問題カードを受け取る
- 黙読する
- 音読する
- 5つの質問に答える
- 問題カードを返す
- 退室する
この流れを知っておけば、あとは一つずつ対応するだけです。
この記事では、英検3級の面接の流れを、入室から退室まで初心者にもわかりやすく解説します。
さらに、合格に近づくための対策も3つ紹介します。
「面接が初めてで不安」
「何を練習すればいいかわからない」
「子どもにどう教えればいいかわからない」
このような方は、まずこの記事の手順通りに確認してみてください。
英検3級の面接は流れを覚えれば怖くない
英検3級の面接は、流れを覚えることが最優先です。
その理由は、面接の内容よりも先に「次に何をするのか」がわからないことで緊張してしまう人が多いからです。
たとえば、面接室に入ったあとに、
- いつ座ればいいのか
- 何を渡せばいいのか
- 問題カードをいつ読むのか
- 質問はいくつあるのか
- いつ退室すればいいのか
がわからないと、それだけで頭が真っ白、なんてことになりかねません。
英検3級の面接は特別な会話をする試験ではありません。
基本的には、面接官の指示に従って進める試験。
そのため、英語が完璧でなくても、流れを理解していれば落ち着いて対応できます。
まずは「英語を話す練習」よりも先に、「面接の流れを覚えること」から始めましょう。
英検3級の面接の全体の流れ
英検3級の面接は、入室から退室までおよそ次の流れで進みます。
手順①:入室する
手順②:面接カードを渡す
手順③:あいさつ・名前確認をする
手順④:問題カードを受け取る
手順⑤:英文を黙読する
手順⑥:英文を音読する
手順⑦:5つの質問に答える
手順⑧:問題カードを返す
手順⑨:退室する
この9つを順番に覚えれば大丈夫。
本番では面接官が英語で指示を出してくれるからです。
すべてを自分から進める必要はありません。
たとえば、座るときも勝手に座るのではなく、面接官に “Please have a seat.” と言われてから座ればOKです。
大事なのは、指示を聞き取れなかったときに慌てないことです。
聞き返したいときは、
- Pardon?
- Could you say that again?
と言えば問題ありません。
完璧に話すより、落ち着いてやり取りすることを意識しましょう。
手順① 入室する
まずは、係員の指示に従って面接室に入ります。
入室では「明るくあいさつすること」が大切です。
面接は入室した瞬間から始まっているからです。
ドアをノックして入室したら、面接官に向かって次のように言いましょう。
- Hello.
- Good morning.
- Good afternoon.
難しい表現を使う必要はありません。
大きすぎる声で話す必要もありませんが、相手に聞こえる声で言うことが大切です。
たとえば、小さな声で下を向いて “Hello.” と言うより、相手を見て “Hello.” と言うほうが印象は良くなります。
英検3級では、英語の内容だけでなく、態度も見られます。
入室では、次の3つを意識しましょう。
- 顔を上げる
- 聞こえる声で話す
- あいさつを忘れない
これだけで、最初の印象はかなり良くなります。
手順② 面接カードを渡して着席する
入室後は、面接カードを面接官に渡します。
ここでは “Here you are.” と言えれば大丈夫です。

面接官から “Can I have your card, please?” のように言われるはずのですので、この時に面接カードを渡しながら、Here you are.と言いましょう。
その後、面接官から座るように言われます。
たとえば、
Please have a seat.
Please sit down.
のように言われます。
そのときは、
Thank you.
と言ってから座ればOKです。
ここで大事なのは、勝手に座らないこと。
面接官の指示を聞いてから座ると、落ち着いた印象になります。
難しい英語を使う必要はありません。
この場面で覚えておく表現は、次の2つだけです。
- Here you are.
- Thank you.
まずはこの2つを口から自然に出せるように練習しましょう。
手順③ あいさつ・名前確認をする
着席後は、名前や受験級の確認があります。
ここでは短く答えれば大丈夫です。
これは本格的な質問ではなく、本人確認に近い場面だからです。
よくある流れは次の通りです。
面接官:May I have your name, please?
受験者:My name is Taro Yamada.
面接官:This is the Grade 3 test, OK?
受験者:Yes.
面接官:How are you?
受験者:I’m fine, thank you.
このように、答え方はとてもシンプルです。
長い自己紹介をする必要はありません。
むしろ、短くはっきり答えるほうが安全です。
名前を聞かれたら、
My name is ~.
調子を聞かれたら、
I’m fine, thank you.
と答えましょう。
この部分は毎日1分練習するだけでも、かなりスムーズになります。
手順④ 問題カードを受け取って黙読する
名前確認が終わると、問題カードを受け取ります。
問題カードを受け取ったら、まずは英文の意味をざっくりつかみましょう。
このあと音読と質問が続きます。
面接官から問題カードを渡されたら、
Thank you.
と言って受け取ります。
その後、20秒ほど英文を黙読するように指示されます。
黙読では、すべての単語を完璧に理解しようとしなくて大丈夫です。
見るべきポイントは次の3つです。
- タイトル
- くり返し出てくる単語
- 最後の文
たとえば、英文の中に “students” や “school” が何度も出てきたら、学校生活に関する話だと予想できます。
黙読の目的は、英文の大まかな内容をつかむことです。
細かい単語で止まらず、「何についての話か」を考えましょう。
手順⑤ 英文を音読する
黙読が終わると、英文を音読します。
音読では「速く読むこと」より「相手に伝わること」が大切。
英検3級の音読では、発音だけでなく、意味を理解して読んでいるかも見られるからです。
よくある失敗は、焦って早口になることです。
早く読もうとすると、
- 単語を読み間違える
- 声が小さくなる
- 文の区切りがなくなる
というミスが増えます。
音読では、次の3つを意識しましょう。
- ゆっくり読む
- 文の区切りで少し止まる
- 最後まで声を小さくしない
たとえば、長い文が出てきたら、意味のまとまりごとに少し区切ると読みやすくなります。
完璧な発音でなくても大丈夫です。
大切なのは、面接官に聞こえる声で、落ち着いて読むことです。
手順⑥ 5つの質問に答える
音読のあとは、5つの質問に答えます。
質問は「問題カードについての質問」と「自分自身についての質問」に分かれます。
英検3級の面接では、英文やイラストを理解する力と、自分のことを英語で答える力の両方が見られるからです。
質問の流れは、おおよそ次の通りです。
- No.1:英文の内容について
- No.2:イラストについて
- No.3:イラストについて
- No.4:自分自身について
- No.5:自分自身について
No.1は、英文の中に答えがあることが多いです。
No.2とNo.3は、イラストを見て答えます。
No.4とNo.5は、自分の生活や考えについて答えます。
たとえば、
What do you like to do on weekends?
と聞かれたら、
I like to play soccer.
のように短く答えて大丈夫です。
難しい文を作ろうとせず、知っている英語で答えましょう。
手順⑦ 問題カードを返して退室する
最後は、問題カードを返して退室します。
退室まで気を抜かないことが大切です。
面接は質問が終わった瞬間ではなく、退室するまで続いています。
面接官からカードを返すように言われたら、
Here you are.
と言って問題カードを返します。
その後、退室を促されたら、
Thank you.
Goodbye.
と言って退室しましょう。
ここで大事なのは、無言で出ていかないことです。
質問に答え終わって安心すると、最後のあいさつを忘れやすくなります。
しかし、最後にきちんとあいさつできると、落ち着いた印象で終われます。
退室では、次の3つを意識しましょう。
- 問題カードを返す
- Thank you. と言う
- Goodbye. と言って退室する
最後まで丁寧に対応しましょう。
英検3級の面接対策3選
英検3級の面接対策でやるべきことは、たくさんありません。
結論から言うと、次の3つに絞れば十分です。
- 対策①:入室から退室までを声に出して練習する
- 対策②:よく使う英語フレーズを覚える
- 対策③:答えを短く作る練習をする
なぜなら、面接で大切なのは、難しい英語を話すことではなく、止まらずにやり取りを続けることだからです。
たとえば、質問に対して長く答えようとすると、途中で文法がわからなくなることがあります。
しかし、
I like soccer.
Because it is fun.
のように短く答えれば、ミスを減らせます。
英検3級では、難しい表現よりも、基本文を正しく使うことが大切です。
ここからは、3つの対策を順番に解説します。
対策① 入室から退室までを声に出して練習する
最初の対策は、入室から退室までを声に出して練習することです。
面接練習は「質問だけ」では足りません。
本番では入室、着席、カードの受け渡し、退室まで英語で対応する必要があるからです。
おすすめの練習方法は次の通りです。
手順①:ドアの前に立つ
手順②:ノックして入室する
手順③:Hello. と言う
手順④:Here you are. とカードを渡す練習をする
手順⑤:Thank you. と言って座る
手順⑥:最後に Goodbye. と言って退室する
この練習を3回やるだけでも、本番の動きがかなり自然になります。
特に、初めて面接を受ける人は、英語より動作で緊張しやすいです。
だからこそ、流れを体で覚えておきましょう。
対策② よく使う英語フレーズを覚える
2つ目の対策は、よく使う英語フレーズを覚えることです。
結論として、英検3級の面接では、使う表現をある程度決めておくと安心です。
なぜなら、本番で毎回新しい文を考えると、時間がかかるからです。
まずは、次のフレーズを覚えましょう。
- Hello.
- Here you are.
- Thank you.
- My name is ~.
- I’m fine, thank you.
- Pardon?
- I like ~.
- I usually ~.
- Because it is fun.
- Goodbye.
これだけでも、入室から退室までかなり対応できます。
たとえば、聞き取れなかったときは無言になる必要はありません。
Pardon?
と言えば、もう一度言ってもらえます。

英語が得意でない人ほど、使う表現を先に決めておきましょう。
本番で考える量を減らすことが、時短で効果の高い対策です。
対策③ 答えを短く作る練習をする
3つ目の対策は、答えを短く作る練習です。
結論から言うと、英検3級の面接では、長く話そうとしなくて大丈夫です。
なぜなら、長い文を作ろうとすると、文法ミスや言い直しが増えるからです。
まずは、次の形で答える練習をしましょう。
- I like ~.
- I play ~.
- I go to ~.
- I want to ~.
- Because it is ~.
たとえば、
Do you like reading books?
と聞かれたら、
Yes, I do.
I like story books.
で十分です。
さらに理由を言うなら、
Because they are interesting.
と付け足せばOKです。
大切なのは、知っている単語で答えることです。
難しい単語を使う必要はありません。
「短く、はっきり、止まらずに答える」
これを意識すると、面接の安定感が上がります。
英検3級の面接でよくある失敗
英検3級の面接でよくある失敗は、英語力不足だけではありません。
結論として、次のような失敗を避けるだけでも合格に近づきます。
- 声が小さい
- 無言になってしまう
- 早口で音読してしまう
- 質問を聞き返せない
- 長く答えようとして止まる
- 最後のあいさつを忘れる
なぜなら、面接では英語の正確さだけでなく、相手とやり取りする姿勢も大切だからです。
たとえば、質問が聞き取れなかったときに無言になると、面接官も判断しにくくなります。
しかし、
Pardon?
と言えれば、会話を続ける意思が伝わります。
また、答えが短くても、はっきり言えれば問題ありません。
英検3級では、完璧な英語よりも、最後まで落ち着いて対応することを優先しましょう。
まとめ 英検3級の面接は流れと短い答えで対策しよう
英検3級の面接は、入室から退室までの流れを覚えることで不安を減らせます。
なぜなら、面接の進み方はある程度決まっているからです。
もう一度、流れを確認しましょう。
手順①:入室する
手順②:面接カードを渡す
手順③:あいさつ・名前確認をする
手順④:問題カードを受け取る
手順⑤:黙読する
手順⑥:音読する
手順⑦:5つの質問に答える
手順⑧:問題カードを返す
手順⑨:退室する
対策は、次の3つに絞ればOKです。
- 入室から退室までを声に出して練習する
- よく使う英語フレーズを覚える
- 答えを短く作る練習をする
英検3級の面接では、難しい英語を無理に使う必要はありません。
大切なのは、聞こえる声で、短く、落ち着いて答えることです。
まずはこの記事の手順を見ながら、入室から退室までを1回通して練習してみましょう。
流れがわかるだけで、本番の緊張はかなり軽くなります。


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