結論から言うと、『英語のハノン 初級』は「英文法は少しわかるけど、話そうとすると英語が出てこない人」に向いている教材です。
この本は英文法を読むためではなく、口を動かして使えるようにするための練習本。
たとえば、中学英語の文法を見れば意味はわかる人でも、会話になると次のように止まることがあります。
- 主語を何にするか迷う
- 動詞の形で止まる
- 語順を考えて沈黙する
- 日本語から英語に直訳しようとする
『英語のハノン 初級』は、このような悩みを減らすために使えます。
つまり、知識としての英文法を、反射的に使える形に変える教材です。英会話の前に、英語の基礎体力を作りたい人におすすめです。
『英語のハノン 初級』で得られる効果は「英語の型」が身につくこと
『英語のハノン 初級』で一番期待できる効果は、英語の型が体に入ることです。
同じ文法パターンを何度も声に出して練習する構成になっているからです。
英語を話すときに大切なのは、単語をたくさん知っていることだけではありません。むしろ、基本の型をすぐに使えることが重要です。
たとえば、次のような型です。
- I want to ~
- I want 人 to ~
- I have to ~
- I’m going to ~
- There is ~
これらは簡単に見えます。ですが、実際の会話では意外とスムーズに出てきません。
『英語のハノン 初級』では、こうした基本の型を何度も口に出します。その結果、英文を頭で組み立てる時間が短くなります。
英語を「理解する」から「使う」に変えたい人には、かなり相性の良い教材です。
『英語のハノン 初級』が難しいと感じる理由
『英語のハノン 初級』は、初級と書かれていますが、完全な英語初心者には少し難しく感じる可能性があります。
なぜなら、英文法をゼロからやさしく説明する本ではないからです。
この本は、文法の解説を読む教材というより、文法を使って口を動かす教材です。
そのため、最低限の中学英語があやふやな状態だと、練習が止まりやすくなります。
難しく感じる原因は、主に以下の3つです。
- 文法用語がわからない
- 英文の意味を取るのに時間がかかる
- 音声についていけない
たとえば、現在完了や不定詞の感覚がほとんどない状態だと、口頭練習どころではなくなります。
そのため、英語がかなり苦手な人は、先に中学英文法をざっくり復習してから使うのがおすすめです。急がば回れです。
『英語のハノン 初級』がおすすめな人
『英語のハノン 初級』がおすすめなのは、英文法の基礎を会話に活かしたい人です。
なぜなら、この本は「読める英語」と「話せる英語」の間を埋める教材だからです。
具体的には、以下のような人に向いています。
- 中学英語をやり直したい人
- 英会話で言葉が詰まる人
- 瞬間英作文が苦手な人
- 英語の語順を体で覚えたい人
- TOEICの点数より会話力を伸ばしたい人
たとえば、英語アプリで単語を覚えているのに、いざ話すと短い文しか出てこない人には合いやすいです。
逆に、文法書を読んで満足してしまう人ほど、声に出す練習が足りていない可能性があります。
『英語のハノン 初級』は、英語を勉強する教材というより、英語をトレーニングする教材です。ここを理解して使うと効果が出やすくなります。
『英語のハノン 初級』がおすすめではない人
『英語のハノン 初級』は良い教材ですが、すべての人に向いているわけではありません。
むしろ、使い方を間違えると、途中で挫折しやすい教材でもあるからです。
おすすめしにくいのは、以下のような人です。
- 英文法を完全にゼロから学びたい人
- 机で読むだけの教材がほしい人
- 短期間で楽に話せるようになりたい人
- 音読や反復練習が苦手な人
- 解説が多い教材を好む人
たとえば、「なぜこの語順になるのか」を毎回くわしく知りたい人には、少し物足りないかもしれません。
また、音声を聞いて声に出す練習が前提なので、黙読だけで進めると効果は下がります。
少ない教材で効率よく鍛えるための本です。反復練習ができる人ほど、成果を感じやすいです。
『英語のハノン 初級』の効率的な使い方
『英語のハノン 初級』は、最初から完璧を目指さず、短時間で何度も回すのが効率的です。
なぜなら、英語の口慣らしは長時間の勉強より、短い反復の方が続きやすいからです。
おすすめの手順は以下です。
手順①:まず1ユニットだけ読む
最初に、その単元で何を練習するのかを確認します。ここで全部理解しようとしなくて大丈夫です。
手順②:音声を聞く
いきなり発音しようとせず、まずはリズムを確認します。
手順③:声に出してまねる
音声のあとに続いて、口を動かします。小声でも問題ありません。
手順④:詰まった文に印をつける
スムーズに言えない文だけチェックします。全部を完璧にする必要はありません。
手順⑤:翌日に同じ箇所をもう一度やる
復習すると、前日より口が動きやすくなります。
1日10分でも十分です。大切なのは、毎日少しずつ口を動かすことです。
挫折しないためのコツは「1日1ページでもOK」にすることです
『英語のハノン 初級』で挫折しないコツは、学習量を増やしすぎないことです。
この教材は見た目以上に負荷が高い教材です。
そういう意味では、タイトルが『英語のハノン 初級』は本当に初心者におすすめ? なんですが、本当の初心者にはオススメではない教材かもしれません(-_-;)
英語を読むだけなら、多少疲れていてもできます。ですが、音声を聞いて、英文を理解して、声に出す作業は意外とエネルギーを使います。
そのため、最初から次のような目標を立てると失敗しやすいです。
- 1日1章進める
- 毎日30分以上やる
- 1か月で1周する
- 全文を完璧に言えるまで進まない
初心者の場合は、1日1ページでも十分です。
むしろ、少ない量を毎日続ける方が効果的です。英語は一気に覚えるより、何度も触れた方が定着します。
「今日は1ページだけやれば勝ち」と決めると、心理的な負担が減ります。継続できれば、結果的に一番早く伸びます。
『英語のハノン 初級』と一緒に使うとよい教材
『英語のハノン 初級』だけで不安な人は、中学英文法のやさしい参考書を一冊だけ併用するとよいです。
なぜなら、文法の理解が浅いまま反復しても、途中でつまずきやすいからです。
おすすめの組み合わせは、次のような形です。
- 文法理解:中学英文法のやさしい参考書
- 口慣らし:英語のハノン 初級
- 実戦練習:オンライン英会話や音読
たとえば、ハノンで不定詞の練習をしていて意味がわからなくなったら、文法書で軽く確認します。その後、またハノンに戻ります。
ここで大切なのは、教材を増やしすぎないことです。
英語学習で失敗しやすい人は、教材を買いすぎて、どれも中途半端になります。まずはハノンを中心にして、足りない部分だけ補うのがおすすめです。
『英語のハノン 初級』は独学でも使える?
『英語のハノン 初級』は、独学でも使えます。
ただし、声に出す練習をきちんと行うことが条件です。
なぜなら、この本の価値は、読むことではなく、音声に合わせて口を動かすことにあるからです。
独学で使う場合は、次の流れがおすすめです。
手順①:音声を聞く
まずは英文のリズムを確認します。
手順②:テキストを見ながら声に出す
意味を確認しながら、ゆっくり発音します。
手順③:音声のスピードに近づける
慣れてきたら、少しずつ自然な速さに近づけます。
手順④:録音して確認する
自分の声を聞くと、詰まる場所がわかります。
独学では、誰かにチェックしてもらえない弱点があります。だからこそ、録音が役立ちます。
完璧な発音を目指す必要はありません。まずは止まらずに英文を口から出すことを目標にしましょう。
まとめ:『英語のハノン 初級』は英語を話すための基礎トレ本です
『英語のハノン 初級』は、英文法を知識で終わらせず、口から出せるようにするための教材です。
特におすすめなのは、次のような人です。
- 英文法は少しわかる
- でも英会話になると止まる
- 英語の語順を体で覚えたい
- 瞬間的に英文を作れるようになりたい
- 独学でスピーキングの土台を作りたい
一方で、完全な初心者には少し負荷が高いです。中学英文法がかなり不安な人は、やさしい文法書と併用しましょう。
使い方のコツは、短時間で毎日続けることです。
1日10分でも、声に出して練習すれば前に進みます。完璧を目指すより、まずは1ページを続けることが大切です。
『英語のハノン 初級』は、読む教材ではなく鍛える教材です。英語を話すための基礎体力を作りたい人は、試す価値があります。


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