小学生に英語塾が必要かどうかは、結論から言うと「目的によって変わります」。
英語に慣れさせたいだけなら、必ずしも英語塾は必要ありません。
今は家庭でも英語に触れられる教材や動画、音声アプリがたくさんあるからです。
一方で、次のような目的があるなら英語塾は選択肢に入ります。
・英検を受けたい
・中学英語でつまずかせたくない
・親が英語を教える時間を取れない
・子供が家では勉強しない
・英語を話す機会を作りたい
つまり、「小学生だから英語塾に行くべき」と考える必要はありません。
大切なのは、英語塾に通わせる目的をはっきりさせること。
この記事では、小学生に英語塾が必要なケース、不要なケース、家庭学習でできること、英語塾を選ぶポイントをわかりやすく解説します。
小学生に英語塾が必要かは「目的」で決まります
小学生の英語塾は「目的が明確なら有効」です。
そもそも、ただ通わせるだけで英語が得意になるわけでもありません。
たとえば、次の2つでは必要な学習がまったく違います。
・英語に楽しく触れたい
・英検や中学英語の準備をしたい
英語に楽しく触れたいだけなら、歌、絵本、アニメ、簡単な英語アプリでも十分です。
一方で、英検対策や文法の先取りをしたいなら、塾の方が効率的な場合があります。
ここで大切なのは、親が焦って決めないことです。
「周りの子が通っているから」
「小学校で英語が始まったから」
「中学で困りそうだから」
このような理由だけで始めると、子供が英語嫌いになることもあります。
まずは、英語塾に通わせる目的を1つに絞りましょう。
英語塾が必要ない小学生の特徴
家庭で英語に触れる習慣がある子は、急いで英語塾に通う必要はありません。
小学生の段階では「英語を勉強する力」よりも、「英語に慣れること」の方が大切だからです。
英語塾が必要ないケースは、次の通りです。
・英語の歌や動画を楽しめる
・英語絵本を嫌がらない
・家庭で週に数回、英語に触れる時間がある
・親が学習環境を用意できる
・子供がまだ英語学習に強い興味を持っていない
毎日10分だけ英語の音声を聞く。
週末に英語絵本を1冊読む。
好きなアニメを英語音声で見る。
これだけでも、小学生にとっては大きな英語経験になります。
特に低学年のうちは、机に向かって文法を勉強するよりも、英語を「音」として知る方が入りやすいです。
無理に塾へ行かせるより、まずは家庭で英語に触れる環境を作る方が、少ない労力で効果を出しやすいです。
英語塾が必要になりやすい小学生の特徴
一方で、英語塾が向いている小学生もいます。
家庭だけでは英語学習が続かない場合は、英語塾を使う価値もでてきます。
塾には塾なりの「学習の仕組み」があります。
英語塾が必要になりやすいケースは、次の通りです。
・家ではまったく英語をやらない
・親が忙しくて見てあげられない
・英検などの目標がある
・中学英語を先取りしたい
・発音や会話の練習相手がほしい
・子供が英語を習いたいと言っている
たとえば、親が教材を買っても、子供が開かないことはよくあります。
この場合、教材が悪いのではなく、家庭学習の仕組みが合っていない可能性があります。
塾なら、曜日と時間が決まっています。
先生がいて、宿題も出ます。
他の子と一緒に学ぶことで、やる気が出る子もいます。
つまり、英語塾の価値は「英語を教えてくれること」だけではありません。
英語を続ける環境を作ってくれることにもあります。
小学生の英語塾で得られるメリット
小学生が英語塾に通うメリットは、英語学習の流れを作りやすいこと。
塾にはカリキュラムがあるため、何をどの順番で学ぶか迷いにくいメリットが存在します。
主なメリットは次の通りです。
・英語を学ぶ習慣ができる
・先生に発音を見てもらえる
・英検対策がしやすい
・中学英語の準備ができる
・親が教える負担を減らせる
・子供の理解度を確認しやすい
たとえば、家庭学習では「今日は何をやればいいのか」で迷うことがあります。
単語を覚えるべきか、音読をするべきか、文法をやるべきか、判断が難しいからです。
しかし塾なら、先生が子供のレベルに合わせて進めてくれます。
特に、英語が苦手な親にとっては安心材料になります。
親が無理に教えようとして親子げんかになるより、外部の先生に任せた方がうまくいく場合もあります。
英語塾は、家庭の負担を減らす時短の手段としても使えます。
小学生の英語塾にはデメリットもあります
ただし、小学生の英語塾にはメリットがありますが、デメリットもあります。
結論として、目的がないまま通わせると、時間とお金のわりに効果が出にくいです。
デメリットは次の通りです。
・月謝がかかる
・送迎の負担がある
・宿題が増える
・子供が英語嫌いになる可能性がある
・塾だけで満足して家庭で復習しなくなる
・レベルが合わないと効果が薄い
たとえば、週1回だけ英語塾に通っても、家でまったく英語に触れなければ、すぐに忘れてしまいます。
英語はスポーツに近いです。
月に数回だけ練習しても、急に上手くなるわけではありません。
また、子供が嫌がっているのに無理に通わせると、「英語=つらいもの」と感じてしまうこともあります。
英語塾は便利ですが、使い方を間違えると逆効果です。
まずは、子供の性格と目的に合っているかを考えましょう。
家庭学習だけで英語を始める手順
小学生の英語は、まず家庭学習から始めても問題ありません。
最初から高い教材や塾を使わなくても、英語に触れる習慣は作れるからです。
おすすめの流れは次の通りです。
手順①:英語の音に慣れる
まずは英語の歌や短い動画を使います。意味を全部理解できなくても大丈夫です。
手順②:短い英語絵本を読む
絵を見ながら意味を想像できる本を選びます。難しい本は避けましょう。
手順③:簡単な単語を覚える
色、動物、食べ物、数字など、身近な単語から始めます。
手順④:親子で短い英語を使う
「Good morning」「Thank you」「I like apples」などで十分です。
手順⑤:続けられる形にする
毎日30分より、毎日5分の方が続きます。
家庭学習で大切なのは、完璧を目指さないことです。
小学生の英語は、最初から正確さを求めすぎると続きません。
まずは「英語って少しわかるかも」と思える体験を増やしましょう。
英語塾を選ぶときのポイント
英語塾を選ぶなら、料金や有名さだけで決めない方がよいです。
結論として、子供の目的とレベルに合う塾を選ぶことが一番大切です。
なぜなら、英語塾にはそれぞれ得意分野があるからです。
確認すべきポイントは次の通りです。
・英会話中心か、文法中心か
・英検対策に対応しているか
・小学生の初心者に合っているか
・先生との相性はよいか
・宿題の量は多すぎないか
・月謝と教材費は無理がないか
・送迎の負担は大きすぎないか
たとえば、英語を楽しく始めたい子に、文法中心の塾を選ぶと苦痛になるかもしれません。
逆に、英検を目指す子が、ゲーム中心の英会話教室に通っても物足りない可能性があります。
体験授業では、次の点を見てください。
・子供が楽しそうか
・先生の説明がわかりやすいか
・レベルが簡単すぎないか
・難しすぎないか
・家で復習しやすいか
塾選びは、親の安心感よりも子供との相性を優先しましょう。
英語塾に通うなら家庭学習も必要です
英語塾に通う場合でも、家庭学習は必要です。
英語は触れる回数が多いほど定着しやすいからです。
塾に通っている家庭でおすすめなのは、次のような軽い復習です。
・塾で習った単語を読む
・宿題を一緒に確認する
・音声を5分だけ聞く
・短い英文を声に出す
・できたことをほめる
大切なのは、親が先生になりすぎないことです。
親が細かく間違いを直しすぎると、子供は英語を嫌がることがあります。
家庭では「復習のサポート」と「やる気の維持」に集中しましょう。
たとえば、子供が英単語を1つ覚えたら、それだけでも成果です。
短い英文を読めたら、しっかりほめてください。
塾で学び、家庭で少し復習する。
この形ができると、英語塾の効果は高まりやすくなります。
小学生におすすめの英語学習の考え方
小学生の英語学習で大切なのは、「急がないこと」です。
小学生のうちは英語を嫌いにしないことが最優先です。
英語は中学、高校、大人になってからも長く続く学習ですからね、それが小学生の頃から苦手意識をもってしまうと、克服は中々に面倒です。
小学生のうちに意識したいことは、次の3つです。
・英語に慣れる
・英語を嫌いにしない
・少しずつ続ける
たとえば、小学生の段階で難しい文法を無理に詰め込んでも、本人が嫌になれば長続きしません。
逆に、英語の歌を楽しむ。
簡単な絵本を読む。
好きなキャラクターを英語で見る。
こうした経験がある子は、中学英語に入ったときも抵抗感が少なくなります。
英語学習は、短距離走ではなく長距離走です。
小学生のうちは、先取りよりも土台作りを重視しましょう。
まとめ:小学生の英語塾は必要な子と不要な子がいます
小学生に英語塾が必要かどうかは、家庭の状況と目的によって変わります。
英語に慣れるだけなら、家庭学習でも十分始められます。
今は英語の音声、動画、絵本、アプリなどを家庭で使いやすいからです。
一方で、次のような場合は英語塾を検討してもよいです。
・家では英語学習が続かない
・親が教える時間を取れない
・英検を受けたい
・中学英語の準備をしたい
・会話や発音を先生に見てほしい
大切なのは、「英語塾に行かせれば安心」と考えないことです。
塾はあくまで手段です。
まずは家庭で英語に触れる。
続かなければ塾を使う。
目標ができたら塾で効率化する。
この順番で考えると、無駄な費用や負担を減らせます。
小学生の英語学習で一番大事なのは、英語を嫌いにしないことです。
子供に合った方法で、少しずつ英語に触れる環境を作っていきましょう。


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