私事ですが、私は教員養成系の大学を卒業しているので、友人に教師や公務員が結構多くいます。
ですので、たまーに教育についてのトークになることがあるんですが、先日、友達の英語教師と話し込んだ時に、幼児教育で英語のおすすめの教材を聞いたとき、「まずはフラッシュカードがいいと思う」と言われたんですよ。
私も、絵本かフラッシュカードかな、と思っていたんでこれは妥当な答えだと思います(家庭の条件や状況によって色々変化しますが)。
なぜなら、フラッシュカードは英語初心者の子どもにとって、
・見てわかる
・聞いてわかる
・まねしやすい
・くり返しやすい
・親も使いやすい
という特徴があるからです。
特に、おうち英語を始めたばかりの家庭では、難しい教材を買うよりも、まずはフラッシュカードを使ったほうが続けやすいです。
この記事では、英語教師におすすめ教材を聞いたら「フラッシュカード」と返ってきた理由を、初心者にもわかりやすく三つに分けて解説します。
フラッシュカードがおすすめされる理由は「英語の入口」として使いやすいから
フラッシュカードがおすすめされる一番の理由は、英語の入口としてとても使いやすいからです。
子どもは文字だけで英語を覚えるよりも、絵や写真と一緒に覚えたほうが理解しやすいです。
たとえば、まだ英語に慣れていない子どもに、いきなり「apple」と文字だけ見せても、意味は伝わりにくいです。
しかし、りんごの絵を見せながら「apple」と言えば、
・絵を見る
・音を聞く
・意味を理解する
という流れが自然にできます。

つまり、フラッシュカードは「英語を勉強する道具」というより、「英語に出会う道具」として優れています。
おうち英語を始めたばかりなら、まずは難しい文法や長い文章よりも、身近な単語から始めるのがおすすめです。
理由①:絵と音で覚えられるので、子どもが理解しやすい
一つ目の理由は、フラッシュカードは絵と音をセットで覚えられるからです。
なぜなら、小さな子どもは、言葉を理屈で覚えるよりも、見たものと聞いた音を結びつけて覚えるのが得意だからです。
たとえば、犬の絵を見せながら「dog」と言うと、子どもは「この動物はdogなんだ」と感覚的に理解できます。
このとき、親が日本語で長く説明する必要はありません。
・犬の絵を見せる
・「dog」と言う
・子どもがまねして言う
・何度かくり返す
これだけでも、英語に触れる時間になります。
もちろん、一度で覚えられなくても問題ありません。
フラッシュカードの良いところは、短い時間で何度もくり返せることです。
1日3分でも、毎日続ければ、子どもは少しずつ英語の音に慣れていきます。
だから英語教師は、最初の教材としてフラッシュカードをすすめやすいのです。
理由②:親が英語を話せなくても使いやすい
二つ目の理由は、親が英語を得意でなくても使いやすいからです。
なぜなら、フラッシュカードは使い方がとてもシンプルだからです。
英語教材の中には、親が説明したり、レッスンの流れを考えたりしないと使いにくいものもあります。
しかし、フラッシュカードなら基本は簡単です。
手順は次の通りです。
・手順①:カードを1枚見せる
・手順②:親が単語を言う
・手順③:子どもにまねしてもらう
・手順④:正解・不正解にこだわらずほめる
・手順⑤:数枚だけやって終わる
これなら、英語に自信がない親でも始めやすいです。
発音に不安がある場合は、音声付きのカードや、アプリと一緒に使えば大丈夫です。
大切なのは、親が完璧な英語を話すことではありません。
子どもが「英語って楽しいかも」と感じることです。

その意味で、フラッシュカードは親子で気軽に始められる教材です。
理由③:短時間でくり返せるので、習慣化しやすい
三つ目の理由は、フラッシュカードは短時間でくり返せるので、習慣化しやすいからです。
なぜなら、おうち英語で一番大事なのは「一気にたくさんやること」ではなく、「少しでも続けること」だからです。
たとえば、30分の英語学習を毎日続けるのは大変です。
親も忙しいですし、子どもの気分も日によって変わります。
しかし、フラッシュカードなら、次のように短時間で使えます。
・朝ごはんの前に3枚
・保育園や幼稚園に行く前に5枚
・お風呂の前に3分
・寝る前に好きなカードだけ見る
このように、生活のすき間に入れやすいです。
また、カードをめくるだけなので、親の準備もほとんどいりません。
おうち英語は、最初から完璧な環境を作ろうとすると疲れます。
それよりも、「今日も少しだけ英語に触れた」という経験を積み重ねるほうが大切です。
だから、フラッシュカードは忙しい家庭にも向いています。
フラッシュカードは「単語暗記」ではなく「英語に慣れる遊び」と考える
フラッシュカードを使うときは、「単語を暗記させる教材」と考えすぎないほうがいいです。
なぜなら、幼児期や英語初心者の子どもにとって大切なのは、テストのように正解することではなく、英語に楽しく慣れることだからです。
たとえば、子どもが「cat」を言えなかったとしても、すぐに間違いを直す必要はありません。
親が笑顔で、
「catだね」
「ねこちゃん、cat」
「もう一回見てみようか」
と声をかければ十分です。

むしろ、間違いを強く指摘しすぎると、子どもは英語を嫌がることがあります。
フラッシュカードは、勉強というより遊びに近い使い方が向いています。
たとえば、
・好きなカードを選ばせる
・動物の鳴きまねをする
・食べ物カードで「食べたいもの」を選ぶ
・部屋の中で同じものを探す
このように使うと、子どもは英語を身近に感じやすくなります。
おすすめの使い方は「少ない枚数を何度も見せる」こと
フラッシュカードを使うなら、最初は少ない枚数から始めるのがおすすめです。
なぜなら、いきなり大量のカードを見せると、子どもも親も疲れてしまうからです。
最初の目安は、1回につき5枚から10枚程度で十分です。
使う流れは、次のようにするとわかりやすいです。
・手順①:今日使うカードを5枚だけ選ぶ
・手順②:親が1枚ずつ見せて英語を言う
・手順③:子どもが言えそうならまねしてもらう
・手順④:言えなくても次のカードに進む
・手順⑤:最後に好きなカードを1枚選ばせる
この流れなら、子どもに負担がかかりにくいです。
ポイントは、覚えたかどうかを毎回確認しすぎないことです。
英語は、何度も聞いているうちに少しずつ残っていきます。
今日覚えさせようとするより、「何度も出会わせる」ことを意識しましょう。
そのほうが、親も子どももラクに続けられます。
フラッシュカードだけに頼りすぎないことも大切
フラッシュカードは便利ですが、それだけで英語が話せるようになるわけではありません。
なぜなら、フラッシュカードで学べるのは主に単語だからです。
英語を使えるようになるには、単語だけでなく、
・英語の音
・短いフレーズ
・歌
・絵本
・動画
・親子のやり取り
などにも触れる必要があります。
たとえば、「apple」という単語を覚えたら、次は「I like apples.」のような短い文に触れると、英語の使い方が広がります。
また、動物カードで「dog」を覚えたら、英語の歌や絵本で犬が出てくる場面を見るのも効果的です。
つまり、フラッシュカードは英語学習のゴールではありません。
あくまで、英語に慣れるための入口です。
最初の一歩としてはとても優秀ですが、慣れてきたら絵本や音声、動画などと組み合わせるのがおすすめです。
フラッシュカードが向いている家庭・向いていない家庭
フラッシュカードは多くの家庭で使いやすい教材ですが、すべての家庭に必ず合うわけではありません。
向いているのは、次のような家庭です。
・おうち英語をこれから始めたい
・何から始めればいいかわからない
・親が英語に自信がない
・短時間でできる教材がほしい
・子どもが絵やカード遊びに興味を持つ
このような家庭なら、フラッシュカードはかなり使いやすいです。
一方で、カードを見るのを嫌がる子どももいます。
その場合は、無理に続ける必要はありません。
英語の歌、絵本、動画、ぬいぐるみ遊びなど、別の方法で英語に触れれば大丈夫です。
大切なのは、教材に子どもを合わせることではありません。
子どもに合う形で英語に触れさせることです。
フラッシュカードは便利な選択肢の一つとして考えましょう。
まとめ:英語教師がフラッシュカードをすすめるのは、始めやすく続けやすいから
英語教師におすすめ教材を聞いたとき、フラッシュカードという返答があるのは自然です。
理由は、主に三つあります。
・理由①:絵と音で覚えられるので、子どもが理解しやすい
・理由②:親が英語を話せなくても使いやすい
・理由③:短時間でくり返せるので、習慣化しやすい
特に、おうち英語を始めたばかりの家庭では、最初から難しい教材を使う必要はありません。
まずは、子どもが楽しめる形で英語に触れることが大切です。
フラッシュカードなら、1日3分からでも始められます。
親が完璧な発音をする必要もありません。
子どもが英語を見て、聞いて、まねして、少しずつ慣れていけば十分です。
ただし、フラッシュカードだけに頼りすぎる必要もありません。
慣れてきたら、英語絵本、歌、動画、簡単な親子英会話と組み合わせると、英語の世界がさらに広がります。
まずは少ない枚数から、楽しく始めてみましょう。


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