おうち英語で子どもの英語力を伸ばしたいなら、インプットだけで終わらせず、少しずつアウトプットの時間を作ることが大切です。
英語は「聞く」「読む」だけでなく、「話す」「使う」ことで定着しやすくなります。
とはいえ、いきなり英会話教室のように話させる必要はありません。
家庭でできるアウトプットは、もっと簡単で大丈夫です。
例えば、
・英語の歌をまねする
・絵本の一文を言ってみる
・親子で簡単な英語ごっこをする
・好きなキャラクターのセリフをまねする
このような小さな行動でも、立派なアウトプット。
この記事では、おうち英語初心者でも取り入れやすいアウトプット法を7つ紹介します。
おうち英語でアウトプットが大切な理由
おうち英語では「わかる英語」を「使える英語」に変えるために、アウトプットが必要です。
子どもは聞いた英語を自分で使うことで、言葉として覚えていきます。
それは日本語でも、英語でも同じです。
子どもは最初から正しく話せるわけではありません。
親の言葉を聞いて、まねして、間違えながら少しずつ話せるようになります。
英語もこれと同じです。
ただし、最初から完璧な発音や正しい文法を求める必要はありません。

大切なのは、子どもが「英語を使ってもいいんだ」と感じることです。
そのため、おうち英語のアウトプットでは、次の3つを意識しましょう。
・間違いを細かく直しすぎない
・短い英語から始める
・楽しい場面で英語を使う
アウトプットは、テストではありません。
親子で英語を楽しむ時間として始めるのがおすすめです。
手順①:英語の歌をまねして歌う
最初におすすめなのは、英語の歌をまねして歌うことです。
なぜなら、歌は英語のリズムや音を自然に覚えやすいからです。
子どもにとって、英語を「勉強」として始めると負担になることがあります。
しかし、歌なら遊びの延長で取り入れやすいです。
例えば、
・Twinkle Twinkle Little Star
・Head, Shoulders, Knees and Toes
・The Wheels on the Bus
・Old MacDonald Had a Farm
このような定番の英語ソングは、おうち英語でも使いやすいです。

最初は歌詞を全部覚えなくても大丈夫です。
「Hello」「Bus」「Up and down」など、一部だけまねできれば十分です。
ポイントは、親も一緒に歌うことです。
親が楽しそうに歌うと、子どもも安心して声を出しやすくなります。
英語の歌は、発音練習というより「英語を声に出す最初の練習」と考えましょう。
手順②:絵本のフレーズを親子でまねする
次におすすめなのは、英語絵本のフレーズをまねすることです。
絵本はアウトプットの材料としてとても使いやすいです。
短い言葉と絵がセットになっているため、子どもが意味をイメージしやすいのです。
例えば、絵本の中に次のようなフレーズが出てきたとします。
・I see a dog.
・Good night.
・I like apples.
・Where are you?
このような短い文を、親が読んだあとに子どもがまねするだけでアウトプットになります。
やり方は簡単です。
手順①:親が1文読む
手順②:子どもが言えそうならまねする
手順③:言えなければ親だけ読む
手順④:何度も出てくる言葉だけ一緒に言う
ここで大切なのは、無理にリピートさせないことです。
子どもが嫌がると、英語そのものが苦手になる可能性があります。
「言えたらラッキー」くらいの気持ちで続けましょう。
絵本は、英語を声に出すきっかけとして使うのがおすすめです。
手順③:日常生活で短い英語を使う
おうち英語のアウトプットでは、日常生活に短い英語を入れる方法も効果的です。
なぜなら、生活の中で使う英語は、子どもにとって意味がわかりやすいからです。
例えば、朝のあいさつなら、
・Good morning.
・Hello.
・How are you?
食事の場面なら、
・Yummy!
・More, please.
・Thank you.
寝る前なら、
・Good night.
・Sweet dreams.
このような短い英語で十分です。

いきなり長い英会話をする必要はありません。
むしろ、最初は1語か2語で使える英語の方が続けやすいです。
おすすめの流れは次の通りです。
手順①:毎日使う場面を1つ決める
手順②:使う英語を1つだけ決める
手順③:親が毎日同じ言葉を使う
手順④:子どもが自然にまねするのを待つ
例えば、寝る前に毎日「Good night.」と言うだけでも大丈夫です。
同じ場面で同じ英語を使うことで、子どもは意味を体で覚えていきます。
手順④:英語でごっこ遊びをする
子どもが遊び好きなら、英語でごっこ遊びをするのもおすすめです。
ごっこ遊びは英語を自然に使いやすいアウトプット法の一つ。
なぜなら、子どもは遊びの中なら、言葉を使うことへの抵抗が少ないからです。
例えば、お店屋さんごっこなら、
・Here you are.
・Thank you.
・Apple, please.
・How much?
お医者さんごっこなら、
・Are you OK?
・Open your mouth.
・It hurts.
ぬいぐるみ遊びなら、
・Hello!
・I’m hungry.
・Let’s go!
このように、短い英語を遊びに混ぜるだけで十分です。
大切なのは、英語だけで遊ぼうとしないことです。
日本語の中に少し英語を入れる形で問題ありません。
例えば、
「くまさんが hungry だって」
「Apple, please って言ってみようか」
このように混ぜると、子どもも受け入れやすくなります。
ごっこ遊びは、英語を「使うもの」として感じさせるのに向いています。
手順⑤:動画やアニメのセリフをまねする
英語の動画やアニメが好きな子には、セリフまねがおすすめです。
なぜなら、好きなキャラクターの言葉は、子どもが自分から言いたくなりやすいからです。
例えば、アニメの中で何度も出てくる言葉があります。
・Let’s go!
・Wow!
・Oh no!
・I did it!
・Come on!
このような短いセリフは、子どもでもまねしやすいです。
やり方はシンプルです。
手順①:子どもが好きな動画を選ぶ
手順②:よく出る短いセリフを1つ見つける
手順③:親が楽しそうにまねする
手順④:子どもが言えたら一緒に喜ぶ
注意点として、動画を見せっぱなしにするだけではアウトプットにはなりにくいです。
見るだけで終わらせず、1フレーズだけ声に出す時間を作りましょう。
ただし、無理に止めて練習させる必要はありません。
親が横で「Let’s go!」とまねするだけでも、子どもが自然に反応することがあります。

好きな動画は、英語を話すきっかけとして使うのがコツです。
手順⑥:親子で簡単な英語クイズをする
英語クイズも、おうち英語のアウトプットに向いています。
クイズ形式にすると、子どもが楽しく英語を思い出しやすくなります。
子どもは「答える遊び」が大好き。
例えば、色のクイズなら、
・What color is this?
・Red!
・Blue!
・Yellow!
動物のクイズなら、
・What animal is this?
・Dog!
・Cat!
・Rabbit!
食べ物のクイズなら、
・What’s this?
・Apple!
・Banana!
・Milk!
このように、単語で答えるだけでもアウトプットになります。
最初から文で答えさせる必要はありません。
おすすめの進め方は次の通りです。
手順①:子どもが知っている単語を選ぶ
手順②:親が英語で質問する
手順③:子どもは単語で答える
手順④:正解したら大きくほめる
クイズで大切なのは、難しくしすぎないことです。
子どもが答えられる問題を出す方が、英語への自信につながります。
英語クイズは、覚えた単語を楽しく使う練習になります。
手順⑦:英語でひとこと日記を言う
少し英語に慣れてきたら、英語でひとこと日記を言うのもおすすめです。
ひとこと日記は「自分のことを英語で言う練習」になります。
子どもが実際に経験したことを英語にするため、記憶に残りやすいからです。
例えば、寝る前に次のような一言を言ってみます。
・I played soccer.
・I ate curry.
・I went to the park.
・It was fun.
・I’m happy.
最初は親が文を作ってあげても大丈夫です。
例えば、子どもが「今日、公園に行った」と言ったら、親が、
「I went to the park. だね」
とやさしく言ってあげます。
子どもが言えそうなら、少しまねしてもらいます。
難しければ、親が言うだけでも問題ありません。
ひとこと日記の流れは次の通りです。
手順①:今日あったことを日本語で聞く
手順②:親が短い英語にする
手順③:子どもが言えそうならまねする
手順④:最後に「Good job!」とほめる
ひとこと日記は、英語を自分の生活と結びつける練習になります。
おうち英語のアウトプットで失敗しないコツ
おうち英語のアウトプットで大切なのは、完璧を目指さないことです。
なぜなら、親が正しさを求めすぎると、子どもが英語を話すことを嫌がる可能性があるからです。
特に初心者のうちは、次のような考え方で進めるのがおすすめです。
・発音が少し違ってもOK
・文法が間違っていてもOK
・単語だけでもOK
・小さい声でもOK
・言えない日があってもOK
英語は、続けることで少しずつ身につきます。
1日だけ長時間がんばるより、毎日3分でも続ける方が大切です。
例えば、忙しい家庭なら、
・朝に「Good morning.」だけ言う
・寝る前に英語絵本を1ページ読む
・動画を見たあとに1フレーズだけまねする
このくらいでも十分です。
おうち英語は、親子で長く続けることが一番大切です。
無理なく、楽しく、少しずつアウトプットを増やしていきましょう。
まとめ:おうち英語のアウトプットは短く楽しく始めよう
おうち英語に最適なアウトプット法は、難しい英会話ではありません。
まずは、子どもが楽しみながら声に出せる方法を選ぶことが大切です。
今回紹介した方法は、次の7つです。
・英語の歌をまねして歌う
・絵本のフレーズを親子でまねする
・日常生活で短い英語を使う
・英語でごっこ遊びをする
・動画やアニメのセリフをまねする
・親子で簡単な英語クイズをする
・英語でひとこと日記を言う
どれも、特別な教材がなくても始めやすい方法です。
まずは、1つだけ選んで試してみましょう。
おすすめは、毎日同じ場面で同じ英語を使うことです。
例えば、寝る前に「Good night.」と言うだけでも、おうち英語のアウトプットになります。
小さな声かけを積み重ねることで、子どもは少しずつ英語を「聞くもの」から「使うもの」として感じられるようになります。


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