小学生の英語学習に、スタディーサプリ英語講座はやや不向きです
結論から言うと、スタディーサプリの英語講座は、小学生の英語学習にはやや不向きです。
なぜなら、スタディサプリENGLISHは主に次のような目的に向けた英語学習サービスだからです。
- TOEIC対策
- 日常英会話
- ビジネス英語
- オンライン英会話との組み合わせ
公式サイトでも、スタディサプリENGLISHの目的別コースは「TOEIC」「新日常英会話」「ビジネス英語」が中心になっています。

小学生専用の英語講座というより、大人や中高生以上が目的を持って使う英語アプリに近いです。
もちろん、まったく使えないわけではありません。
英語が好きな子、すでに中学英語を先取りしている子なら、部分的に役立つ可能性はあります。
ただし、多くの小学生にとっては、
- 内容が難しい
- 目的が合いにくい
- 親のサポートが必要になりやすい
という問題があります。
そのため、小学生の英語学習では、まず「楽しい」「聞ける」「まねできる」教材を選ぶ方が失敗しにくいです。
理由①:小学生向けというより、大人・中高生向けの内容だからです
スタディーサプリの英語講座が小学生に不向きな一つ目の理由は、内容が小学生向けに作られているわけではないからです。
スタディサプリENGLISHは、英語を本格的に学びたい人向けのサービス。
たとえば、公式サイトでは次のような学習内容が紹介されています。
- TOEIC対策
- 日常英会話
- ビジネス英語
- ディクテーション
- シャドーイング
これらは英語学習としてはとても良い内容です。特に、英語を聞き取る力や発音を鍛えるには役立ちます。公式サイトでも、ディクテーションやシャドーイングなどの実戦トレーニングが紹介されています。
しかし、小学生にとっては少し負荷が高いです。
小学生は、まだ日本語での文法理解も発達途中です。
その段階で、英語の文法や会話表現をアプリだけで理解するのは簡単ではありません。
たとえば、英語初心者の小学生がいきなり、
- 英文を聞く
- 聞こえた単語を入力する
- 英文をまねして発音する
- 意味を理解する
という流れに入ると、楽しいより先に「難しい」と感じやすいです。
つまり、教材そのものが悪いのではありません。
小学生の発達段階と、教材の想定レベルが少しズレているのです。
理由②:小学生は「勉強感」が強い教材だと続きにくいからです
二つ目の理由は、小学生には「勉強感」が強い教材だと続きにくいからです。
なぜなら、小学生の英語学習で大切なのは、まず英語に慣れることだからです。
小学生の段階では、いきなり点数や文法を意識するよりも、
- 英語の音に慣れる
- 英語を聞いてまねする
- 英語の絵本や歌を楽しむ
- 簡単なフレーズを口に出す
このような学び方の方が合いやすいです。
一方で、スタディサプリENGLISHは効率よく英語力を伸ばす設計になっています。公式サイトでも「1回3分から」「スキマ時間で学習できる」といった特徴が紹介されています。
これは大人には大きなメリットです。
忙しい社会人や学生にとっては、短時間で英語学習ができるのは便利です。
しかし、小学生の場合は少し違います。
小学生は「効率がいいから続ける」というより、「楽しいから続ける」ことが多いです。
たとえば、英語の歌を聞いて自然に口ずさむ。好きなキャラクターの英語動画を見て、同じセリフをまねする。こうした体験の方が、英語への抵抗感を減らしやすいです。
つまり、小学生に必要なのは、最初から効率重視の教材ではありません。
まずは「英語って楽しい」と思える入口です。
その意味で、スタディーサプリの英語講座は、少し勉強寄りに感じやすい教材です。
理由③:親が管理しないと、子ども一人では使いこなしにくいからです
三つ目の理由は、小学生が一人で使いこなすには、親のサポートが必要になりやすいからです。
なぜなら、アプリ学習は自由度が高い反面、子どもが自分で学習内容を選ぶ必要があるからです。
小学生が英語アプリを使う場合、次のような問題が起こりやすいです。
- どの講座を選べばいいかわからない
- 難しい内容で止まってしまう
- わからない部分を飛ばしてしまう
- 毎日続ける習慣が作れない
- 英語以外のスマホ利用に流れやすい
大人なら、自分の目的に合わせてコースを選べます。
たとえば、TOEICの点数を上げたい人はTOEIC対策を選びます。海外旅行に備えたい人は日常英会話を選びます。
しかし、小学生の場合は「何のために英語を学ぶのか」がまだ曖昧です。
そのため、親が横について、
手順①:子どもの英語レベルを確認する
手順②:使う講座を決める
手順③:1日何分やるか決める
手順④:わからないところを一緒に確認する
手順⑤:続けられているか見る
という管理が必要になります。
ここまで親が見られる家庭なら、スタディーサプリを使う意味はあります。
しかし、「子どもに渡しておけば勝手に英語が伸びる」と考えている場合は、期待外れになりやすいです。
アプリは便利ですが、小学生にとっては自走が難しい学習道具でもあります。
スタディーサプリが向いている小学生もいます
ここまで見ると、スタディーサプリは小学生にまったく向いていないように見えるかもしれません。
しかし、そうではありません。
結論として、次のような小学生なら使える可能性があります。
- すでに英語に慣れている子
- 中学英語を先取りしたい子
- 英検対策を始めたい子
- アプリ学習が好きな子
- 親が横でサポートできる家庭
なぜなら、スタディーサプリには短時間で学べる仕組みがあるからです。
たとえば、1回3分程度の学習なら、学校や習い事で忙しい子でも取り組みやすいです。英語に苦手意識がない子なら、ゲーム感覚で進められる可能性もあります。
ただし、この場合も大切なのは、最初から難しい内容をやらせないことです。
いきなり大人向けの英会話やTOEIC系の内容に触れると、子どもはすぐに嫌になってしまいます。
使うなら、親が内容を確認して、子どもに合う部分だけを選ぶことが大切です。
つまり、スタディーサプリは「小学生全員におすすめ」という教材ではありません。
英語が得意な子や、親が管理できる家庭向けの選択肢です。
小学生の英語学習なら、まずは別教材から始めるのがおすすめです
小学生の英語学習では、まずスタディーサプリよりも、子ども向けに作られた教材から始める方がおすすめです。
小学生に必要なのは「英語を勉強する力」よりも、「英語を嫌いにならない環境」。

具体的には、次のような教材の方が始めやすいです。
- 英語絵本
- 英語の歌
- フォニックス教材
- 子ども向け英会話アプリ
- オンライン英会話
- 小学生向け通信教材
特に英語初心者なら、文字より音を優先した方がよいです。
たとえば、英語絵本の読み聞かせをする。英語の歌を流す。簡単なフレーズを親子でまねする。このような学習の方が、小学生には自然に入りやすいです。
スタディサプリには小学講座もありますが、公式サイトを見る限り、小学講座は主に小学校の教科学習向けです。小学校低学年向けにはドリル演習中心の教材構成が紹介されています。
つまり、「小学生の英語だけを楽しく伸ばす専用教材」として考えるなら、他の子ども向け英語教材も比較した方が安心です。
まずは楽しく英語に触れる。
その後、英語力が伸びてきたら、スタディーサプリのような効率型教材を検討する。
この順番の方が失敗しにくいです。
スタディーサプリを使うなら、親がやるべき手順
スタディーサプリを小学生に使わせるなら、ただ契約して終わりにしないことが大切です。
小学生は自分だけで教材を選び、継続し、復習するのが難しいケースが多々あります。
使う場合は、次の手順で進めると失敗しにくいです。
手順①:まず親が内容を確認する
子どもに使わせる前に、親が講座の内容を見ます。難しすぎる内容は避けましょう。
手順②:1日5分から始める
最初から長時間やらせる必要はありません。短く始めて、続けることを優先します。
手順③:子どもに丸投げしない
「やっておいて」では続きません。最初は親が横で見てあげる方が安心です。
手順④:できた部分をほめる
間違いを指摘するより、聞けた、まねできた、続けられた部分をほめましょう。
手順⑤:合わなければすぐ切り替える
子どもが嫌がるなら、無理に続ける必要はありません。英語嫌いになる方が損です。
このように使えば、スタディーサプリも小学生の英語学習に活用できる可能性はあります。
ただし、あくまで「親が管理する前提」です。
子ども一人で勝手に伸びる教材として期待しすぎない方がよいです。
まとめ:小学生には、スタディーサプリより「楽しく続く英語環境」が大切です
スタディーサプリの英語講座は、小学生には不向きな面があります。
理由は次の三つです。
- 理由①:内容が大人・中高生向けに近い
- 理由②:小学生には勉強感が強く、続きにくい
- 理由③:親の管理なしでは使いこなしにくい
スタディーサプリ自体は、良い英語学習サービスです。
短時間で学べる仕組みもあり、英語を本格的に学びたい人には便利です。
しかし、小学生の英語学習で大切なのは、効率よりも継続です。
そして、継続するためには「楽しい」「わかる」「できた」という感覚が必要です。
そのため、英語初心者の小学生には、まず英語絵本、歌、フォニックス、子ども向け英会話などから始める方がおすすめです。
そのうえで、英語に慣れてきた子や、中学英語を先取りしたい子なら、スタディーサプリを部分的に使うのはありです。
つまり、スタディーサプリは「最初の英語教材」ではなく、「英語に慣れた後の補助教材」として考えるのがよいでしょう。


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