「DWEを使っているのに、うちの子がなかなか英語を話さない」と悩む方は多いようです。
なんでいきなりそんな話題で切り出したかと言うと、私は教育系の大学を出ているので友人・知人は教員が多いんですよ。
で、この前ラインで、とある親御さんの話題が友人の愚痴と言う形で出まして……その内容が「DWEを使っているのに、うちの子がなかなか英語を話さない」というものらしくて。
……LINEで愚痴っていた彼は、以前ブログに書いた、モンテッソーリ教育を止めたという、仙台の英語教師の知人ではなくて、関東で勤めている小学校の教師で、彼、英語は専門外なんですがね(-_-;)
話題を戻しましょう、結論から言うと、「DWEを使っているのに、うちの子がなかなか英語を話さない」原因は教材そのものではなく、使い方にあることがほとんどです。

特に大きい理由は、次の3つです。
- インプットはしていても、アウトプットの場が足りない
- 続けていても、使い方が受け身になっている
- 親が「話すまでの流れ」を作れていない
これはDWEに限った話ではありませんが、ただ流しているだけで急に英語が話せる魔法の教材なんてどこにも存在しません。
ですが、使い方を少し変えるだけで、反応の出方はかなり変わります。
この記事では、DWEを使っているのに子どもが英語を話せない三つの理由を、初心者にもわかるように解説します。
あわせて、今日からできる改善策も具体的に紹介します。
まず結論:DWEで話せないのは「教材が悪い」からではない
結論として、DWEを使っていても子どもが英語を話せないのは、教材の質よりも「話せる状態になるまでの流れ」が作れていないからです。
なぜなら、子どもが言葉を話すには、聞く・理解する・まねする・使う、という順番が必要だからです。
たとえば日本語でも、毎日聞いているだけでは急に長い会話はできません。
最初は単語をまねして、次に短いフレーズを言い、少しずつ会話になります。
英語も同じです。
つまり、DWEを使っていても、
- 聞くだけで終わっている
- 親が英語を返していない
- 子どもが使う場面がない
この状態だと、話せるようになりにくいです。
大事なのは、「教材を持っているか」ではなく「英語を口に出す流れがあるか」です。
理由①:インプットはあるのに、アウトプットの場が足りない
DWEを使っても話せない最大の理由は、英語を口に出す場面が足りないこと。
なぜなら、言葉は聞くだけではなく、実際に使ってはじめて定着しやすくなるからです。
たとえば、子どもが歌を聞いて覚えていても、自分から会話で使うとは限りません。
「Apple」と聞けばわかっていても、自分で「Apple, please」と言う練習をしていなければ、口から出にくい。
よくある状態は次のとおりです。
- DVDや音声は流している
- 歌は好きで聞いている
- でも、英語で話しかける時間は少ない
- 子どもが答える場面がない
この場合、英語は「聞いたことがある音」のままで止まりやすいです。
つまり、DWEを使うなら、聞かせるだけでなく、言わせる場面まで作ることが必要です。
理由②:続けていても、使い方が受け身になっている
毎日DWEに触れていても、受け身の使い方だけでは話す力につながりにくいです。
なぜなら、英語を話せるようになるには、子ども自身が反応する時間が必要だからです。
たとえば、テレビのように映像を見せっぱなしにしているだけだと、子どもは楽しく見て終わることがあります。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
ただ、それだけでは「自分で言う」まで進みにくいです。
受け身になりやすい使い方の例はこちらです。
- とりあえず流しているだけ
- 子どもが無反応でもそのまま進める
- 親は家事をしながら聞かせて終わる
- 子どもが発した英語を拾わない
これでは、英語が生活の中の言葉になりにくい。
反対に、親が少し反応を返すだけでも、教材は「見せるもの」から「使うもの」に変わります。
つまり、同じDWEでも、受け身か参加型かで結果は変わります。
理由③:親が「話すまでの流れ」を作れていない
子どもが英語を話せないのは、親が悪いからではありません。
ただし、親が話す流れを作れていないと、子どもは英語を使うきっかけを持ちにくいです。
なぜなら、小さい子どもほど、自分から学習の設計はできないからです。
たとえば、子どもがボールを持っている場面で、親が「Ball!」「Throw the ball!」と繰り返していれば、英語と行動がつながります。
しかし、教材時間だけ英語で、日常では全部日本語だと、英語は生活から切り離されやすいです。
親が作るべき流れは、難しいものではありません。
- 聞く
- まねする
- 1語で答える
- 2〜3語で言う
- 日常で使う
この階段を作ることが大事。いきなり会話を求めると、子どもも親もしんどくなります。
だからこそ、少しずつ言える形を用意することが重要です。
DWEで話せるようにするための改善策3つ
改善策はシンプルです。
「聞かせる量を増やす」よりも、「口に出す回数を増やす」ことを優先してください。
なぜなら、話せる子は、英語に触れているだけでなく、英語を使う回数が多いからです。

すぐにできる改善策は次の3つです。
- 英語で答えやすい問いかけを増やす
- 日常の中で同じ表現を何度も使う
- 完璧を求めず、1語でも言えたら成功にする
たとえば、「What’s this?」「Apple!」のような短いやり取りを毎日繰り返すだけでも十分です。
長い会話はまだ必要ありません。
大切なのは、親が先生のように教え込むことではありません。
子どもが「これ、言えた」と感じる小さな成功を積ませることです。
その積み重ねが、話す力の土台になります。
手順①:まずは「1語で答えられる環境」を作る
最初にやるべきことは、子どもが1語で答えられる環境を作ること。
なぜなら、いきなり文章を話させようとすると、ハードルが高すぎて口が止まりやすいからです。
具体的には、次のようなやり方がおすすめです。
- 絵を見せて「What’s this?」と聞く
- 色を見せて「Red? Blue?」と聞く
- おやつの前に「Apple or banana?」と聞く
こうすると、子どもは長い文を作らなくても参加できます。
最初は「apple」と1語で言えれば十分。
ここで大事なのは、正確さより回数です。
少し発音が違っても、まずは言えたことを褒めてください。
つまり、話せる子に育てる第一歩は、英語を言いやすい空気を作ることです。
手順②:教材の中の英語を、日常生活に持ち込む
DWEの効果を高めたいなら、教材の中だけで完結させないことが重要です。
なぜなら、英語は生活の場面と結びついたときに、使える言葉になりやすいからです。
たとえば、教材で「Open」「Close」を聞いたなら、家でも使えます。
ドアを開けるときに「Open the door」、閉めるときに「Close the door」と言うだけです。
これなら親の負担も大きくありません。
取り入れやすい表現は、次のようなものです。
- Open / Close
- Sit down / Stand up
- Give me
- Let’s go
- Good job
こうした短い表現は、毎日の生活で何度も使えます。
英語が教材の時間だけのものではなくなると、子どもも自然に反応しやすくなります。
つまり、DWEは「見る教材」ではなく「生活に広げる教材」として使うのがコツです。
手順③:親が完璧を求めすぎない
親が「まだ話せない」と焦りすぎると、うまくいきにくいです。
なぜなら、子どもの言葉は、ある日急に伸びることが多く、その前には沈黙の時期もあるからです。
たとえば、しばらく反応が薄くても、ある日ふと歌の一節を口ずさんだり、単語をまねしたりすることがあります。
これは、何も入っていないのではなく、中でためている状態です。
親が避けたい考え方は次の3つです。
- 何か月やったのに話せない
- 他の子は話しているのに
- 正しい文で言えないと意味がない
こう考えると、親も苦しくなりますし、子どもにも圧が伝わります。
大事なのは、「昨日より1語増えた」「反応が増えた」と小さく見ることです。
そのほうが長く続きますし、結果的に伸びやすいです。
まとめ:DWEで話せない原因は、使い方を変えれば改善できる
DWEを使っているのに子どもが英語を話せない三つの理由は、以下の3つです。
- アウトプットの場が足りない
- 使い方が受け身になっている
- 親が話すまでの流れを作れていない
つまり、問題は「DWEを使っているのに話せないこと」そのものではありません。
「聞くだけで終わっていること」が本当の原因です。
逆に言えば、
- 1語でも言える場面を増やす
- 日常生活で英語を使う
- 完璧を求めず続ける
この3つを意識するだけで、変化は出やすくなります。
英語は、急にペラペラになるものではありません。
ですが、正しい順番で積み上げれば、少しずつ口から出るようになります。
まずは
今日から、教材を流すだけで終わらせず、ひとこと返せる場面を1つ作ってみてください。


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