公文英語のL1教材は、ざっくり言うと高校英語の中でもかなり進んだレベルです。
ただし、注意点があります。公文英語の「L1」は、正確にはLⅠ教材と書かれることが多いです。数字の「1」ではなく、ローマ数字の「Ⅰ」です。
公文の公式教材一覧でも、英語教材は「JⅠ・JⅡ・KⅠ・KⅡ・LⅠ・LⅡ・M・N・O……」という順番で並んでいます。

つまり、LⅠ教材は高校英語を終えた後の、かなり上位の教材です。
具体的には、次のような位置づけで考えるとわかりやすいです。
- G教材:中1レベルの目安
- H教材:中2レベルの目安
- I教材:中3レベルの目安
- J〜L教材:高校英語レベルの目安
- M以降:さらに高度な読解レベル
そのため、LⅠまで進んでいる子は、少なくとも「英語が苦手な子」ではありません。
むしろ、学校の進度だけで見ればかなり先取りしています。
公文英語L1教材は「高校英文読解に入っているレベル」
公文英語L1教材は高校英文読解に本格的に入っているレベルです。
なぜなら、公文英語は中学範囲を終えると、単語を覚えるだけの学習ではなく、英文を読んで内容を理解する教材に進んでいくからです。
公文公式でも、英語教材は語彙力や文法力を身につけながら、読み物を中心に多くの英文を対訳形式で読み進める教材だと説明されています。
たとえば、LⅠ教材まで来ると、次のような力が求められます。
- 英文をかたまりで読む力
- 文法を使って意味を取る力
- 知らない単語があっても前後から推測する力
- 日本語訳を見ながら英文構造を確認する力
- 長めの文章を途中で投げ出さずに読む力
つまり、LⅠ教材は「英単語を覚えれば解ける教材」ではありません。
英文の流れをつかみ、内容を読み取る段階です。
英検でいうとどのくらい?目安は準2級〜2級の入口
公文英語L1教材の英検目安は、英検準2級をかなり超え、2級の入口に近づく段階と考えるとわかりやすいです。

なぜなら、LⅠは高校英語の読解に入っている教材だからです。
英検準2級は高校中級程度、英検2級は高校卒業程度が目安とされることが多いです。
その中間から2級寄りの読解力を育てる段階が、LⅠ教材のイメージです。
ただし、ここは注意が必要です。
LⅠ教材まで進んだからといって、すぐに英検2級に合格できるとは限りません。理由は、公文英語と英検では鍛える力が少し違うからです。
公文英語で鍛えやすい力は、主に次の3つです。
- 英文を読む力
- 英語を聞いてまねる力
- 英文を写しながら理解する力
一方で、英検2級では次の対策も必要です。
- 英作文
- 面接対策
- 社会的テーマの語彙
- 英検形式のリスニング
- 時間内に解く練習
つまり、LⅠ教材は英検2級の土台になります。ただし、英検2級を受けるなら、別で過去問対策をした方が効率的です。
L1教材でつまずく子が多い理由
公文英語L1教材でつまずく理由は、英文が急に「勉強っぽく」なるからです。
なぜなら、中学英語までは文法や単語が比較的シンプルですが、高校英語に入ると一文が長くなり、英文の構造も複雑になるからです。
たとえば、次のような変化があります。
- 文章が長くなる
- 抽象的な内容が増える
- 関係代名詞や分詞構文の理解が必要になる
- 単語の意味が一つに決まらない
- 日本語訳を読んでも内容が少し難しい
ここで多い失敗は、「単語だけ覚えれば進める」と考えてしまうことです。
LⅠ教材では、単語力だけでは足りません。
英文の主語と動詞を見つける力や、どこからどこまでが説明部分なのかを見抜く力が必要になります。

そのため、LⅠで止まるのは珍しいことではありません。むしろ、ここで丁寧に読解力を固めることが大切です。
L1教材まで進んでいる子の強み
L1教材まで進んでいる子の強みは、英語を読むことへの抵抗感がかなり少ないことです。
なぜなら、公文英語は「聞く・読む・書く」をくり返しながら、少しずつ英文に慣れていく教材だからです。公文公式でも、まず十分に「聞く」ことから始め、その後に読み書きへ進むスモールステップ型の学習だと説明されています。
LⅠまで来ている子には、次のような強みがあります。
- 英文を見ることに慣れている
- 音読の経験が多い
- 長文を読む体力がある
- 毎日学習する習慣がついている
- 学年を超えて先取りできている
これはかなり大きなメリットです。
特に、英語が苦手な子は長文を見ただけで止まります。一方、LⅠまで進んだ子は、完璧に読めなくても「とりあえず読んでみる」姿勢が育っています。
この差は、高校受験や大学受験でも大きく出ます。
L1教材だけで足りない部分
公文英語L1教材は優れた教材ですが、これだけで英語学習が完結するわけではありません。
公文英語は読解力を伸ばすのに強い一方で、試験ごとの出題形式に完全対応しているわけではないからです。
たとえば、次の目的がある場合は追加対策が必要です。
- 英検に合格したい
- 定期テストで高得点を取りたい
- 高校受験対策をしたい
- 大学受験対策をしたい
- 英作文を書けるようになりたい
- スピーキングを伸ばしたい
特に英検や受験では、「その試験の形式に慣れること」が重要です。
公文で読解力をつける。
そのうえで、英検なら英検対策をする。
学校テストなら教科書とワークを仕上げる。
この使い分けが一番効率的です。
L1教材で伸び悩んだ時の対処法
L1教材で伸び悩んだ時は、先に進むより、読み方を整えることが大切です。
LⅠでのつまずきは「努力不足」ではなく、「英文の読み方がまだ安定していない」ことが原因になりやすいからです。
おすすめの対処法は、次の流れです。
手順①:音読する
まずは英文を声に出して読みます。意味が完璧に取れなくても大丈夫です。英語の流れに慣れることが目的です。
手順②:主語と動詞を探す
次に、英文の中心を見つけます。「誰が」「どうした」をつかむだけで、かなり読みやすくなります。
手順③:日本語訳と照らし合わせる
英文と訳を見比べます。どの英語がどの日本語に対応しているかを確認します。
手順④:もう一度音読する
最後に、意味を意識しながら読み直します。これで英文がただの文字ではなく、内容のある文章として入ってきます。
この流れをくり返すと、LⅠ教材の負担はかなり軽くなります。
L1教材まで進んだら、市販教材は何を足すべき?
L1教材まで進んだら、目的に合わせて市販教材を足すのがおすすめです。
なぜなら、LⅠ教材は読解の土台作りには強いですが、英検や受験では別の形式練習が必要になるからです。
目的別に分けると、次のようになります。
英検を受ける場合は、英検の過去問を使いましょう。
理由は、英検には英検特有の問題形式があるからです。特に英作文とリスニングは、形式に慣れるだけで点数が上がりやすいです。
学校の成績を上げたい場合は、教科書準拠ワークを使いましょう。
理由は、定期テストは学校の教科書や授業内容から出ることが多いからです。
大学受験を見据える場合は、英文法の参考書を1冊入れると効果的です。
理由は、公文で英文を読む力がついていても、文法用語で説明する力が弱い場合があるからです。
つまり、公文は「土台」、市販教材は「目的別の仕上げ」と考えると失敗しにくいです。
まとめ:公文英語L1教材はかなり高いレベルです
公文英語のL1教材は、正確にはLⅠ教材と表記されることが多く、レベルとしては高校英語の上位に入っていく段階です。
結論として、LⅠ教材まで進んでいるなら、英語学習はかなり順調といって良いでしょう。
ただし、LⅠ教材まで進んだからといって、英検2級や大学受験にそのまま対応できるとは限りません。公文英語は読解力の土台作りに強い教材です。
一方で、英検・定期テスト・受験には、それぞれ専用の対策が必要です。
大切なのは、次の考え方です。
- 公文で英文を読む力をつける
- 英検は英検対策を足す
- 学校テストは教科書ワークを足す
- 受験は文法・長文・過去問を足す
LⅠ教材まで来ている子は、すでに大きな土台を持っています。
あとは目的に合わせて、足りない部分を少しずつ補えば大丈夫です。公文英語L1教材は、英語が得意になるためのかなり強い通過点だと言えます。


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