英語スピーキング本を選ぶなら、まずは「瞬間英作文」「音読」「中学英文法のやり直し」ができる本を選べばOKです。
なぜなら、英語を話せない原因の多くは、難しい単語を知らないことではなく、知っている英語を口からすぐ出せないことだからです。
たとえば、次の日本語をすぐ英語にできますか?
- 私は昨日、彼に会いました
- これは私が探していた本です
- 彼女は英語を勉強し始めました
読めばわかる英語でも、口からすぐ出ないなら、スピーキング練習が足りていない状態です。
この記事では、初心者が遠回りしないために、英語スピーキングにおすすめの本を目的別に紹介します。
英語スピーキング本は「読む本」ではなく「口を動かす本」を選ぼう
英語スピーキング本は、読むだけで終わる本を選んではいけません。
スピーキング力は知識ではなく、口から英語を出す速度で決まります。

英文法の説明を読んで「なるほど」と思っても、それだけでは会話中に使えません。
スピーキング本を選ぶ時は、次の3つを見てください。
- 音声がある
- 声に出す練習がある
- 日本語から英語に変える練習がある
この3つがある本なら、英語を「知っている状態」から「使える状態」に近づけます。
逆に、解説が多すぎる本は、初心者には少し危険です。勉強した気分にはなりますが、話す練習量が足りなくなりやすいからです。
初心者に一番おすすめは『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』
初心者が最初に選ぶなら、まずは『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』がおすすめ。
なぜなら、中学レベルの英文を使って、日本語から英語へすぐ変換する練習ができるからです。
ベレ出版の公式情報でも、中1から中3レベルまで段階的に学べる構成になっています。
この本が向いている人は、次のような人です。
- 英会話を何から始めればいいかわからない
- 文法は少し知っているのに話せない
- 簡単な英語が口から出てこない
- まず1冊をやり切りたい
使い方はシンプルです。
手順①:日本語を見る
手順②:英語で言ってみる
手順③:音声で正解を確認する
手順④:言えなかった文だけ繰り返す
完璧に暗記するより、まずは毎日10分でも口を動かすことが大切です。
短期間で基礎を固めたい人は『Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!』
短期間で英語の基礎をやり直したい人には、『Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!』がおすすめです。
39日間という区切りがあるので、初心者でも学習計画を立てやすいからです。
丸善ジュンク堂の商品説明でも、中学レベルから英語をやり直したい人や、英会話学習を何から始めていいかわからない人向けとされています。
この本の良い点は、スピーキングだけに偏りすぎていないことです。
- 中学英文法
- 基本例文
- 発音ルール
- リスニング
- 口頭英作文
このあたりをまとめて確認できます。
つまり、「英語を話す以前に、基礎がかなり怪しい」という人に向いています。
逆に、すでに中学英語がある程度わかる人は、少し物足りなく感じるかもしれません。その場合は、瞬間英作文や英語のハノンに進む方が効率的です。
文法を話せる形に変えたい人は『英語のハノン 初級』
中学英文法はわかるのに、会話になると使えない人には『英語のハノン 初級』がおすすめ。
この本は英文法を「読む知識」ではなく、口で使う技術に変えるためのドリルだからです。
筑摩書房の公式ページでも、英文法と英音法を習得するパターン・プラクティスの本として紹介されています。
たとえば、1つの英文をもとにして、主語や時制、語順を変えながら何度も声に出します。
これは、ピアノの指練習に近いです。
最初は単調に感じるかもしれません。
しかし、英語を話す時に必要なのは、派手な表現よりも、基本文を素早く作る力です。
この本が向いている人は、次のタイプです。
- 文法知識を会話に使いたい
- 瞬間英作文の次に進みたい
- 英語を口で組み立てる力を鍛えたい
初心者がいきなり使うより、基礎固め後の2冊目に向いています。
英文法の理解を深めたい人は『一億人の英文法』
英語を丸暗記ではなく、感覚で理解したい人には『一億人の英文法』がおすすめです。
なぜなら、この本は「話すための英文法」を目的に作られているからです。
東進ブックスの公式ページでも、英語を話すためにはネイティブの意識を知り、コピーすることが重要だと説明されています。
この本は、ドリル本というより理解のための本です。
そのため、使い方を間違えると、ただ読んで満足してしまいます。
おすすめの使い方は次の通りです。
手順①:気になる文法項目を読む
手順②:例文を声に出す
手順③:自分の生活に近い文に変える
手順④:スマホのメモに保存する
たとえば、「I have to」を学んだら、次のように自分用に変えます。
- I have to work tomorrow.
- I have to study English tonight.
- I have to call him later.
理解した文法を、自分の言葉に変えることが重要です。
日常会話の反射力を鍛えたい人は『話すための英作文1秒反射トレーニング』
日常会話でパッと英語を出したい人には、『話すための英作文1秒反射トレーニング』がおすすめ。
英語を1秒で反射的に作る練習を目的にした本だからです。
商品説明でも、基本的な中学英語を使い、日常会話で使う表現を練習する本として紹介されています。
スピーキングでは、難しい英文を作る必要はありません。
むしろ、最初に必要なのは次のような短い英語です。
- I think so.
- That sounds good.
- What do you mean?
- Can I ask you something?
- I’m not sure.
こうした表現を、考えずに出せるようにすることが大切です。

この本は、瞬間英作文よりも会話寄りの練習をしたい人に向いています。
ただし、文法がかなり不安な人は、先に『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』や『Jump-Start!』から始める方が安心です。
迷った時の選び方は「今のレベル」で決めればOK
どの本を選ぶか迷ったら、今の英語レベルで決めればOKです。
なぜなら、スピーキング本は難しすぎると続かないからです。
目安は次の通りです。
- 中学英語から不安
→ 『Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!』 - 文法は少しわかるが話せない
→ 『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』 - 瞬間英作文を1冊終えた
→ 『英語のハノン 初級』 - 英文法を感覚で理解したい
→ 『一億人の英文法』 - 日常会話の反応を速くしたい
→ 『話すための英作文1秒反射トレーニング』
大切なのは、いきなり何冊も買わないことです。
初心者は、まず1冊に絞ってください。
なぜなら、英語スピーキングは本の数より、同じ本を何周したかの方が大事だからです。
英語スピーキング本の効果を出す使い方
英語スピーキング本は、正しく使えば効果が出やすいです。
結論として、毎日少しでも声に出してください。
スピーキング力は「読む時間」ではなく「口を動かした回数」で伸びるからです。
おすすめの流れは次の通りです。
手順①:1日10分だけやる
最初から1時間やろうとしないでください。続かないからです。
手順②:音声を必ず使う
自己流の発音だけで進めると、変な癖がつきやすいです。
手順③:言えなかった文に印をつける
全部を復習する必要はありません。言えなかった文だけでOKです。
手順④:同じ本を3周する
1周目は理解。2周目は反応速度。3周目は定着が目的です。
手順⑤:覚えた表現を独り言で使う
たとえば「今日は疲れた」を英語で言ってみます。これだけでも練習になります。
本を買って満足せず、短時間でも毎日使うことが大切です。
まとめ:最初の1冊は『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』でOK
英語スピーキング本で迷ったら、最初の1冊は『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』でOKです。
なぜなら、初心者が最初に鍛えるべきなのは、難しい英語ではなく、知っている英語をすぐ口に出す力だからです。
この記事で紹介したおすすめ本は、次の5冊です。
- 『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』
- 『Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!』
- 『英語のハノン 初級』
- 『一億人の英文法』
- 『話すための英作文1秒反射トレーニング』
英語を話せるようになりたいなら、まずは1冊に絞りましょう。
そして、毎日10分でいいので声に出してください。
英語スピーキングは、才能よりも反復です。
読んで終わるのではなく、口を動かす本を選ぶことが、最短ルートです。


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