英語の多読は、初心者でも続けやすい勉強法だ、と言われたら貴方はどう思いますか?
多読、というイメージから、あるいは英語と言うイメージから難しく考えていないでしょうか?
英語の多読が初心者向きの勉強法だというのは、理由があります。
難しい英文法の暗記から入るよりも、「読める英文をたくさん読む」ほうが、心理的な負担が少ないからです。
ただし、やり方を間違えると挫折しやすいです。
たとえば、いきなり難しい洋書に手を出したり、毎日長時間やろうとしたりすると、読むこと自体が苦痛になってしまいます。
そこで本記事では、初心者でも挫折しにくい英語多読の勉強法を6つに絞って解説します。
本記事の内容は以下の通りです。
- 勉強法①:読めるレベルの本から始める
- 勉強法②:辞書を引きすぎない
- 勉強法③:1日10分から習慣化する
- 勉強法④:音声つき教材を使う
- 勉強法⑤:内容がおもしろい本を選ぶ
- 勉強法⑥:記録をつけて成長を見える化する
この記事を読めば、「多読は気になるけど続くか不安」という状態から抜け出し、無理なく続けるコツがわかるようになります。
そもそも英語の多読とは?
英語の多読とは、「わからないところを全部調べる勉強」ではなく、「大まかに意味をつかみながらたくさん読む勉強法」です。
なぜなら、英語は一文ずつ止まって分析するよりも、まとまった量に触れたほうが、語彙や表現に自然に慣れやすいから。

特に初心者は、完璧に理解しようとすると疲れます。すると、勉強が続きません。
多読で大事なのは、次の3つです。
- 全部を訳そうとしない
- 少しわかる英文をたくさん読む
- 続けることを最優先にする
つまり多読は、「理解度100点」を目指す勉強ではありません。
「英語に慣れる量を増やす勉強」だと考えると、取り組みやすくなります。
勉強法①:読めるレベルの本から始める
初心者が多読を続けるコツは、簡単すぎるくらいの本から始めることです。
難しい本を選ぶと、読むたびに止まってしまい、達成感が消えるからです。
目安としては、1ページ読んで知らない単語が多すぎない本が最適です。
理想は、「細かくはわからなくても、なんとなく話が追える」レベルです。
たとえば、初心者なら次のような教材が向いています。
- 英語学習者向けのやさしい多読本
- 子ども向けの英語絵本
- 中学英語レベルで読める短い物語
- 1文が短い会話中心の教材
最初から背伸びしないことが重要です。
多読は「難しい本を読む訓練」ではありません。
「読み切れる体験を積む勉強」だと思って始めましょう。
勉強法②:辞書を引きすぎない
多読では、辞書を引きすぎないことが大切です。
1つの単語ごとに止まると、読書ではなく調べものになってしまうからです。
もちろん、まったく調べない必要はありません。
ただし、毎回止まるのではなく、意味がわからなくても読み進める意識が重要です。
迷ったときの基準は次の通りです。
- 話の流れに関係ない単語は飛ばす
- 何度も出る単語だけ後で確認する
- 重要そうでも推測できるならそのまま読む
たとえば、物語の中で何度も同じ単語が出てきたら、そのときに初めて調べれば十分です。
この方法なら、読む流れを壊さずに学べます。
初心者ほど、「全部わからないとダメ」と思いがちです。
ですが実際は、7割くらいわかれば前に進めます。
完璧主義を手放すことが、継続の近道です。
勉強法③:1日10分から習慣化する
これは多読に限った話ではありませんが、1日だけ長時間やるよりも、毎日少し続けるほうが効果的です。
最初から「毎日1時間読む」と決めると、忙しい日に崩れます。
すると、「できなかった」という失敗感だけが残ります。
これが挫折の原因になります。
初心者におすすめの進め方は、次の通りです。
- 手順①:まずは1日10分にする
- 手順②:読む時間を固定する
- 手順③:読めた日は短くても成功にする
たとえば、「朝の出勤前に10分」「寝る前に5ページ」などで十分。大事なのは量より継続です。
英語学習は、気合いより仕組みで続けたほうが勝ちやすいです。
毎日少し読む形を作れれば、多読はかなり挫折しにくくなります。
勉強法④:音声つき教材を使う
初心者には、音声つきの教材で多読する方法がおすすめです。
なぜなら、文字だけよりも意味をつかみやすく、発音の感覚も同時に身につくからです。
英語が苦手な人ほど、「読めない」の正体は、単語の意味だけではありません。
英文の区切り方や音のイメージがないため、頭に入りにくいのです。
音声つき教材を使うメリットは次の通りです。
- 英文のリズムがわかる
- 発音とつづりが結びつく
- 内容理解がしやすくなる
- リスニング力の土台も作れる
使い方はシンプル、まずは音声を聞きながら読む。
次に音声なしで読む、最後に必要ならもう一度聞く。これで十分です。
多読と聞くと「読むだけ」と思いがちです。
ですが初心者ほど、音の助けを使ったほうが続きやすいです。
勉強法⑤:内容がおもしろい本を選ぶ
挫折しにくくするには、自分が少しでもおもしろいと思える内容を選ぶべきです。
興味がない英文は、それだけで読む気力を奪うからです。
英語学習では、「教材として正しいか」だけで選びがちです。
しかし初心者にとっては、「また読みたいと思えるか」のほうがずっと重要です。
たとえば、次のように選ぶと続きやすいです。
- 野球が好きならスポーツ系の話
- 仕事に興味があるなら実用英語系
- 物語が好きなら短編ストーリー
- 絵があるほうが楽なら絵本や漫画形式
自分に合う題材なら、多少わからなくても読み進めやすいです。
逆に、興味のない教材は正しくても続きません。
勉強は、正しさだけでは継続できません。
「読んでいて苦じゃない」を基準に選ぶことが、多読成功のコツです。
勉強法⑥:記録をつけて成長を見える化する
多読を続けるには、読んだ量を記録することが効果的です。
なぜなら、英語力はすぐに実感しにくく、成長が見えないとやる気が落ちるからです。
おすすめは、細かい感想を書くことではありません。
少ない手間で続く記録にすることです。
記録する項目は、次の3つで十分です。
- 読んだ日
- 読んだ本のタイトル
- 読んだページ数や時間
たとえば、「4月16日、〇〇を10ページ、10分読んだ」とメモするだけでもOKです。
これだけで、「自分は続いている」と確認できます。
さらに、1週間ごとに見返せば、積み上がりも見えます。
多読は一気に伸びる勉強ではありません。
だからこそ、小さな前進を見える形にすることが大切です。
まとめ:初心者の多読は「ラクに続く形」が正解
初心者でも挫折しにくい英語多読のコツは、頑張ることではなく、続けやすくすることです。
なぜなら、多読は短期勝負ではなく、継続で差がつく勉強法だからです。
今回紹介したポイントを、最後にもう一度まとめます。
- 読めるレベルの本から始める
- 辞書を引きすぎない
- 1日10分から習慣化する
- 音声つき教材を使う
- おもしろい内容を選ぶ
- 記録をつけて成長を見える化する

英語が苦手でも問題ありません。
最初は「なんとなくわかる」レベルで十分です。
大切なのは、無理なく続けられる形を作ることです。
多読は、正しく始めれば初心者にもやさしい勉強法です。
まずは今日、やさしい1冊を10分だけ読むところから始めてみてください。


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